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階段 ページ18

アーヤside

私達はピアノがあった部屋を出て、右隣の部屋のドアを開けた。

すると私が最初に入った時にはちゃんと壁に飾ってあった絵が床に落ちていて、絵があった場所には穴が開いていた。

中を見ると下へと続く階段が延びている。

中を覗くとそれは随分と奥まで続いていた。

しかもご丁寧にも電気を点けるスイッチまでついていたんだ。

「中にNESTメンバーって居ると思う?」

みんなの反応は一致した。

みんな首を振っているからわからないらしい。

まあこの判断材料で答えを出せっていうのが無理か。

「じゃあ私が行ってくる。」

3人は顔を見合わせる。

「女だし行かせたくないけど何だかんだ強いよな?」

「一応リーダだし。」

「下手するとNESTメンバーより強いんじゃね?特にキレた時。」

失礼な!

キレた時って何よ、キレた時って!

怒鳴りたくなるのを堪えて私は階段に足をかける。

「カメラと位置情報、ちゃんと見ててね。」

「「「了解。」」」

これでみんなにも私の位置と私が見ている風景が見える。

電気はつけよう。

もし中にNESTメンバーがいたとしてもとっくに気づいているはず。

そしたら不意を突かれたらすぐにやられちゃうからね。

仮面の暗視モードを使うって手もあるけどNESTメンバーの方が絶対ここの構造に慣れている。

自然に明るいのと暗視モードを使って見えているのは違うもの。

NESTメンバー以外ならこんなに用心しなくてもいいのになぁ。

私は注意深くゆっくりと階段を降りていく。

一番下に着いた時は5分後ぐらいかな。

私には1時間にも2時間にも感じられたくらいドキドキしていたけど。

一番下にはドアがぽつんとあるのみ。

隠れられる所はどこにもなかった。

つまり人がいる可能性があるのはドアの中。

恐る恐るドアに近づいて耳を当てたけど音は聞こえなかった。

『フラワー、ドアを思いっきり蹴飛ばして入れ。こっちは特に何も変わらないからバードをそっちに行かせた。すぐ着く。』

玲音の言葉通り、すぐに弘が追いついてきた。

ちょっと息を弾ませながら。

私は遠慮なく、今考えた作戦を弘に伝える。

「私がドアを蹴飛ばすから、バードが入って。お孫さんの姿を確認できたらそっちに行って全力で守る。私はありったけの睡眠弾を破裂させて出来る限りそっちに寄せ付けない様にする。」

弘は息を整えて任せとけって言いそうなくらい力強く頷いた。

「いくよ、3、2、1、GO!」

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ホワイトノート(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます!私もそういう系が好みなんです! (2018年11月30日 23時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - とても面白い!アイドルで怪盗とか一番好き...!更新頑張ってください! (2018年11月28日 19時) (レス) id: 77b2230119 (このIDを非表示/違反報告)
花園彩葉(プロフ) - ホワイトノートさん» ありがとうございます! (2018年11月21日 17時) (レス) id: 8e8c163b83 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - 花園彩葉さん» 良いですよ。わざわざありがとうございます。 (2018年11月19日 19時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
花園彩葉(プロフ) - こんにちは。ホワイトノート様の作品、企画に入れさせていただいてもよろしいでしょうか? (2018年11月18日 14時) (レス) id: 8e8c163b83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトノート | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年6月10日 5時

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