【天国or地獄】 ページ33
＊
金時神社の後はバスで移動して大雄山駅前からスタート。
ジャンケンを制した檜山と一緒の傘に入る。
相合傘は良いんだけど、バックハグ状態なのはどうなんだろ。
これ見た人達に何か言われない？
大丈夫？
【体内時計チキンレース】
豊「これ以上行くの？」
長「怖くない？怖くない？」
内「いける」
檜「楽しければ良いんだよ」
「もうちょっと行ったら戻ろうね」
深「とりあえず行きましょ」
結局進んだ先は何もなさそうな住宅街だったので、わーわー言い合った末に駅前に戻ることにした。
前を歩いてたから気が付かなかったんだけど、いつの間にかうっちーは傘から出て雨に打たれてた。
なんで？
しょまと一緒の傘に入ってたやん。
どうしてそうなったの。
結果はチームポパイが25秒差で負け。
なかなかいいタイムだと思ったんだけどな。
誤差１分以内だったし。
こう言う体内時計はＭＣやってる皇輝に分があったという事ですね。
「２時間か」
織「頑張って(笑)」
黒「ねぇ、可哀想だからAだけバス乗っちゃダメ？」
「え」
豊「それ良いならこっちからも頼みたい」
「えっ！？」
檜「流石に雨降ってるし」
「大丈夫だよ！？私ちゃんと歩くよ！！」
渉「Aはこう言ってるけど。どうすんの？」
渉が皇輝を見る。
流石の皇輝も少し考える素振りを見せるけど、すぐにこちらを見てダメと言い切った。
「歩くの苦じゃないから大丈夫だよ」
内「でも･･･」
「大丈夫。皆も心配してくれありがとうね」
私が歩くと言い切ったからか、皆も一応納得してくれた。
チーム茶髪を乗せたバスが出発するのを見送って、私達も歩きでうどん屋さんを目指す。
初めはそこそこテンション高かったけど、やっぱり歩き続けるとそうもいかないな。
どんどん住宅街を離れていって人里離れてくって感じ。
そろそろ向こうはうどん屋さんに着いたかな。
そう思ってたら、チーム茶髪から電話が来た。
『ごめん、それ、その質問もうやめるわ』
深「これ誰の声？」
「皇輝！」
長「皇輝くんだぁ！」
どうやら本当に向こうはうどん屋さんに着いたらしい。
しかも雪降ってるって。
だからこんなに寒いのか。
御岳山で学んだからちゃんと上着着てきたのにそれでも寒いからおかしいと思った。
その後も暫く歩くと、なんとチーム茶髪がロケバスで迎えに来てくれた。
マジで皆が神様に見えたよ。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 404人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年7月3日 13時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - ひよこさん» 変化していきますよね。相手のいい所を沢山見付けて、決めていけばいいと思います。感想もありがとうございます。甘酸っぱくなれるように頑張ります（笑） (2020年6月5日 17時) (レス) id: 3559332e32 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - ひよこさん» ひよこさん、コメントありがとうございます。覚えていますよ。まだ答えは出ないとの事ですが、相手の方が待って下さる方で良かったですね。状況がくノ一ちゃんと本当に似ていて、勝手にときめいてます(笑)意識してみると、相手の今まで見ていなかった面が見れて気持ちも (2020年6月5日 17時) (レス) id: 3559332e32 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 思ってみたりしてます。作者さんのお話、今こういう状況だからなのか結構感情移入してみたりしてます笑これからも甘酸っぱいお話待ってますね (2020年6月4日 18時) (レス) id: fdb1fc9dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 言われました。焦って、空回りしてってのも嫌だったので少しほっとしました。告白されて、意識してこんなに素敵な人が私を好きだなんて言ってくれたんだと少し恥ずかしくなって。優しい目で見つめられて、また恥ずかしくなって。くノ一ちゃん一緒に頑張りましょ！なんて (2020年6月4日 18時) (レス) id: fdb1fc9dc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るい | 作成日時：2020年5月23日 7時
