私は英雄の家に居候しています。 (ページ20)

今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:626 hit

19話ページ20

「俺とウラルの優しさの違い？また面白いこと考えてるな。具体的にはどう違うって感じたんだ？」

『英雄さんは、基本干渉せず見守ってるって感じの優しさでウラルは、積極的に干渉しようとしてて、私の存在自体を包み込もうとするような優しさって感じかなぁ。』

「つまり、ウラルに甘やかされてる感じがするわけだ？」

『うん。全然嫌じゃないし、むしろ嬉しいんだけど...何かこのままウラルに甘やかされると、いつかダメ人間になってしまう気がする...！』

「そのまま、依存してもらっても構いませんよ？」

『っ！びっくりしたぁ。全然気づかなかった。』

「ははっ！お前、悩み出すと周りが見えなくなるからな。
結構話の序盤からそこに居たぞ。」

「Aさんの昼食を持ってきたんですが、興味深い話しをされていたので。」

『英雄さん、気づいてたんなら教えてよ。』

「いやぁ、面白かったからつい教えるのを忘れてた。だって横にいたら普通気づくだろ。ほら、ウラルもこっち座れ。」

『はぁ...。じゃあ。いただきます！.....うんま！！！ウラル、天才！！！』

「お口にあって良かったです。」

「ん？そういえば、Aはいつからウラル呼びになったんだ？最初はさん付けだっただろ？」

『...確かに。何か自然とウラル呼びになってた。ハグも出来てたし、完全に慣れた。』

「そうか、良かったよ。お前達が仲良くなれて。」

そんな話しをしながら、昼食を食べ終えた。