１３０話！ ページ50
麗日side
デク君達が救出しに行ったのを横目に、渚ちゃんにもう一度会いに行った
まだ、寝てた。
麗「起きてよ、渚ちゃん、皆大変なんだよ…
爆豪君は行方不明になっちゃうし、
爆豪君助けるためにデク君も切島君も轟君も、
あの飯田君と百ちゃんまで行っちゃったんだよ…」
そこまで話すとなぜか涙が溢れた
麗「心配だよぉ、また、誰かが傷付きそうで、止められなかった自分が不甲斐なくて…
どうしたらいいんだろうね？
分からないよ…」
渚「...ん、」
麗「渚ちゃん?!分かる？麗日だよ!!お茶子だよ!!」
渚「う...ん、分かるよ、お茶子、
勝っちゃん..爆豪は...？」
渚ちゃんは凄く辛そうな顔で聞いてきた
言いたくないな、渚ちゃんきっと自分を責めるだろうから…
麗「爆豪君は、爆豪君はね…
ヴィラン連合に連れていかれちゃったよ」
渚ちゃんの顔が一瞬クシャリと歪んだ
渚「....そう」
それは、短いけど憎悪の念が凝縮された声だった
渚「…僕は、何も出来なかったんだ、１人も助けられなかった…
僕の存在は必要じゃ無いね、僕はいらないね…」
そう言った渚ちゃんは苦しそうで言葉が重かった
そんなことない！って言わないとって分かってるけど、
言葉が軽い気がして言えなかった
ねぇ、デク君、デク君ならどうやって渚ちゃんを元気にする...？
なぜか渚ちゃんが突然着替え始めた
麗「渚ちゃんダメだよ!!絶対安静やないと!!!」
どこかに行く気なんだろう
どこに行くかは大体想像がつく
渚「お茶子！大丈夫!!絶対、守るから!!」
そう言って渚ちゃんはニコリと笑った
そして次の瞬間、窓から飛び降りた
因みにここは３階、結構な高さだけど見事に着陸していた
後ろ姿はあっという間に闇夜に溶けていった
麗「絶対、絶対!!無事に帰ってこないと許さない!!渚ちゃんは大事な仲間だからね!!!」
どうかこの声が届きますように
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
四編目行きます！
文才が無いから長いんじゃあ〜泣
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作者名：セイラ | 作成日時：2018年3月14日 20時
