【HQ】セッターで有名なあの子 (ページ13)

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12話ページ13

家に着いた時に、黒尾先輩が口を開けた。

黒「椿ちゃんって宮城で救いの女神って呼ばれてなかった？」

！！なんで、それを？

黒「あー、その反応やっぱりか。会った時名前聞いてその身長だから、そうかなって思ったけど、学年1年だし、ウチの女子バレー部強くねーし、ただの同姓同名かなって思って」

『その理由もさっき言った話通りです。
でも私、意思弱いですね…笑
バレーから逃げて東京きたのに…』

黒「まぁ、バレー好きなんだから仕方ないだろ、お前は何も悪くねぇよ。」

と、さっきみたいにまた頭を撫でながら笑顔を向けられ、思わず私はそっぽを向いてしまった。

向いた先には夜久先輩がいて目があい、赤面してしまう。

夜「？」ﾆｺｯ

あ、やばい、この人とも目合わせずらい。
そしたら急に孤爪先輩が私の手を握った。

研「…椿、あんま無理しちゃダメだよ。」

待って、この状況。え、逆ハーレムなの？
みなさん、心臓持ちませんよ？あ、でも私なんかに恋愛感情なんてないですよね。

真実を新しい仲間に伝え、受け入れて貰えた途端にこの状況。でもちょっとは期待しちゃう。

違う意味で緊張する私をよそに、3人は

「じゃあ、また明日な！」

と何事もなかったかのように3人とは別れた。

やばい、明日から心臓保つ気がしない。なんて考えている私は幸せ者だなと思い、寝床に就いた。