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実力。ですか……
「だとしても、その実力が分かったらすぐに学校にバラさなかったのはなぜですか?」
牛島「お前と、一緒に戦ってみたかった。」
「え?」
牛島「それだけだ。」
それだけ……って、えー!
いやいやいや、納得できねーーー!
「牛島さんって、天然というより、、、ぶっ飛んだ人って事がよく理解できました……」
牛島「?」
ガタイの良い大男があざとく首を傾げないで下さいよ!
「まぁ、それで助かった部分もあるので、あの、ありがとうございます。」
牛島「あぁ。俺こそお前とバレーがやれて楽しかった。礼を言う。」
この人どこまで天然なんだよ
ていうか、これは……
天然たらしってやつだな〜
「はい。」
.
.
.
そのあと、牛島さんとはバレーの話でつい盛り上がってしまった
この人意外と愉快な人なんだなーっと心の中だけで留めておいた
そして白鳥沢に着く頃には、白布さんからの視線がだいぶ痛かったのは言うまでもなかった
.
.
.
白鳥沢に着き、荷降ろしをし、ミーティングをして、引き継ぎをして、解散!となると思いきや……
「いや、なんで、私も……?」
五色「監督が言うから仕方ないだろー!」
今から100本サーブをやる事になった
白鳥沢が負けたからペナルティなんだと……
いや、私、今は白鳥沢じゃないし。
監督に文句を言おうとしたけど、今まで私の正体を隠してくれた義理もあってか、なんとく言えなかった
「はぁ。仕方ない、やるか。」
そう言って、ベンチコートを脱ぎ、皆とは逆の位置に行こうとした
五色「(人1)って、、、新山女子に行ったのか?」
「え?うん、そうだけど?」
五色「それに……4番って……もうレギュラーかよ、女王感……」
ん?工は何をそんなに驚いてるんだろうか……
「工!私にサーブ取られた分だけ何か奢ってね!まぁ、工のサーブなんか1個も落とさないけど!w」
そう挑発して私は皆がいるところと反対のコートに向かった
後ろからは、「なんだとぉ!?!」っとうるさい声が聞こえたが、無視だ
.
.
こうして、100本サーブは無事終わった
終わってから、今更思うけど、これさ、明らかにレシーブする人の方が疲れるよね?
リベロ私と山形さんとれんだけだよ?リベロの重荷やばくね?
それに、工……
工「どうだ!みたか!俺のサーブ!」
サーブ前より上手くなってやがった
成長したな。
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作者名:椿 | 作成日時:2020年10月1日 5時