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(名前)side


そーいや、今日は涼みに来ただけだから自販機のためのお金持ってくんの忘れてた


持ってくればよかった……


「「.......」」


ピッ、ガコンッ、ピッ、ガコンッ


「っ!!!冷たっ!!!」


川西「はい、これ。
ボーッとしてるけど、のぼせたの?」


え、ナチュラルに私の分の飲み物買って渡してくれたんだけど


イケメンかよ。有難く貰おう。


「ありがと。白鳥沢のお風呂暑すぎでしょ〜」


川西「そー?」


「そうだよーー!!!おかげで合宿中は毎日ここに涼みに来そう笑 」


川西「じゃあ、俺も毎日ここくるわ。」


「なになに、もしかして私の話相手になってくれるのー?」


川西「まぁ、そんなとこー」


「じゃあ、明日も飲み物くれる事期待しとく〜笑」


川西「それは期待すんな」


「冗談だって〜笑笑」


うん、やっぱり落ち着くな


あれから全く詮索してこないし、こういうたわいもない会話で楽しいし


太一なら"あの事"相談してもいいかもな……


口硬そうだし笑


「あのさ、昨日の事なんだけどさ……」


川西「?……なに?」


「私が選手に戻るかどうか悩んでるって話聞いてくれる?」


川西「うん」


「ありがと、正直どうしようかって思ってて、そもそもマネージャーになったのも_____。」


太一には、私がマネージャーになった経緯、過去に何があったのか、今の私の本音を話した


マネージャーになった経緯を話した時は、なんか笑われたんだけど


「それにね、こんな事言うのも正直申し訳ないけど、青城の男バレの事を仲間だとは思ってないんだ……
自分のこと詮索されんのは嫌なんだよね。
やりたい事はハッキリしてるのに、仲良くなった子の事は簡単には切り捨てたくないんだ。今の私全部中途半端すぎだね笑」


ポンッ ナデナデ[訳:太一に頭を撫でられる]


「ちょっ!」


川西「そんなに色々深く考えなくていいんじゃね?」


「え?」


川西「その故障させちゃった子にバレー誘われるって事は(名前)とまたバレーしたいから誘ったんだろ。」


そうなのかな…また迷惑かけないかな?


川西「それにマネージャー辞めるからってもう1人のマネージャーにしっかり自分の事話せば理解してくれると思う。」


やっぱり話さないといけないのかー


「青城のやつらの事は別に仲間だと思ってなくてもいいんじゃね?」


「……え?なんで?」


川西「________」

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作者名:椿 | 作成日時:2020年6月11日 20時

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