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(名前)side
「＿＿＿＿＿＿＿＿と、まぁ、ざっくり言うとこんな感じです」
及川《なるほどね〜女バレも大変だね〜まぁ、またなんかあったら、練習付き合ってあげるよ！》
「それは、助かります。では。」
及川《え、冷た！！てか、なんでそんなに俺に冷たいの？》
え……それ本人から聞く及川さん……すげぇな
メンタル崩れないか心配だけど、まぁ、本人が聞きたいなら言ってもいいか。
「……一言で言うと、及川さんが苦手だからです。」
吉田「(こいつ、ついに言っちゃったよ……)」
及川《……》
「……」
うん、絶対こうなるって分かってたけど
流石の私でも人間の心はある訳で
少し罪悪感はある……
そして、よっちん。
そんな顔で私を見ないで！
及川《……そっかー。俺の事苦手なのかぁ。まぁ、それなら仕方ないね！》
「え」
は、コイツ正気か？？？
及川《だって、苦手なもんはしょうがないじゃん！
まぁ、俺にはぜーんぜん関係ないんだけどね！！！》
「いや、関係ないって……どうゆう事ですか？」
及川《だって、苦手で、嫌いではないんでしょ？それだったら、克服できるって事じゃんか！それに、俺は(名前)ちゃんの事は気に入ってるし☆》
やっぱり正気の沙汰じゃないですね！！！
もう、これは……
「……ふふっ。ポジティブすぎじゃないですか？w
まぁ、バレーやってる時の及川さんは好きですよ？」
及川《！！！……ていうか、そこは笑うとこじゃないと思いまーす！》
「いやだって、こんな面と向かって苦手って言ってるのに、俺は気に入ってるって……ふふっw
なんか、1周回って面白いですw」
及川《そこが及川さんのいいところ〜！
まぁ、理由も聞けたし、そろそろおいとまするよ！じゃあ、おやすみ！》
「はい！おやすみなさい！」
なんだよ、気に入ってるって……
どんだけ私の事大好きなんだよ笑
吉田「……愛されてんな〜w」
「よっちん？盗み聞きはよくないよ？」
吉田「うっわ、(名前)に正論言われるとなんか腹立つわ〜w」
「なんでよ！！！」
.
.
今日は何もかも計画通り上手くいった
この調子で、上手くいくといいんだけど
女バレの名簿……
やっぱり、この��相川��って名前になんか引っかかる。
今日練習にきてないし
いや、考えすぎだな
��あの時のマネージャー��な訳ない
それに、あの時は悪女って思ってたけど結局違った訳だし……
きっと私の考えすぎだ
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作者名：椿 | 作成日時：2020年6月11日 20時
