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(名前)side
「いやー、はしゃいだわ〜！」
吉田「楽しんでたのあんただけよ笑」
何を言うんだ！
「えー？そんな事いいながらもよっちんも楽しんでたじゃん！笑」
よっちんが試合中活き活きしてた顔してたの私、しっかりみてたかんな？
吉田「まぁね！」
だよね！笑
鈴木「……」
それにしても……
「みゆちゃんは今日の自主練どうだった？」
鈴木「？！、どうって……？」
「楽しくなかった？」
鈴木「……つまらなくはなかったです。」
んー、ツンデレなのかな？
試合中の鈴木の顔もよっちん同様に楽しそうにしてたの、私見逃してないよ？
「そっか！これからどんどん練習厳しくするから、
まぁ？期待しててよ！」
鈴木「……そうですか……」
やっぱりこうゆう反応かー
これが多分原因になってんだろうな〜
「ねぇ、みゆちゃん。」
しょうがないし、ちょっと厳しい事言うしかないな
鈴木「？はい。」
「今みゆちゃんへのいじめは私とよっちんがいる時はなんとかなると思うけど、このままじゃまたいついじめられても可笑しくない状態って事だけは理解してね。」
鈴木「？……というと？」
Oh nooo!! まじ？本人理解してないじゃん！
「その飄々した態度私らは全然気にならないんだけどね……やっぱり他の人から見れば、残念ながら、センスがあって上手い奴が調子乗ってるようにしか見えないんだよね」
吉田「ちょ、(名前)、ストレートに言い過ぎ！」
「でも！」
鈴木「これのどこが悪いんですか？そんなのただの嫉妬じゃないですか。馬鹿らしい。」
あらら、なんかスイッチ入れちゃったか……
でもね……世の中そんな甘くないんだよ？
「そうだね。ただの嫉妬だね。センスとか、上手いとか。そんなのろくに練習しないでできないって言ってる人達の言い訳を私らにぶつけてるだけだろうね。」
「だけど、それを黙らすには実力だけじゃ上手くいかないのが、女子なんだよね〜」
鈴木「！！……私は……。」
うん、分かってる。
そうだよね、きっと鈴木はただバレーが好きなだけで、皆を黙らせようとも思ってないよね
「だからね、みゆちゃん。
これからも自主練出て欲しい」
鈴木「？自主練……ですか？」
「そう。自主練。私に考えがあるから。今日の事で少しでも私の事信じてくれたなら、これからも信じて欲しいの」
鈴木「……信じてもいいんですか？」
あれ？思ってた反応と違う
「うん！勿論！後悔はさせないよ！」
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作者名：椿 | 作成日時：2020年6月11日 20時
