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(名前)side
よっちんと自主練し終わって、一緒に帰ってる
一緒に帰るの久々だな〜
あ、そーいや、ひとつ疑問に思ってた事あったんだった。
「よっちんって、今の2年にめっちゃ好かれてんね、それって、よっちんが練習緩くしてあげてるから？」
今日練習したけど、明らかに緩かったし、よっちんがそれを許してるのがまじで不思議だ
吉田「許してはないよ。なんなら、去年まで厳しかったし。でも、顧問いなくなってから、万年2位だからって諦めてんだよね、あの子達……」
「はぁ？！そんな理由？！！だっさいわー！てか、よっちんは諦めてなんかないよな？？」
諦めてたら、許さんぞ
吉田「当たり前じゃん！笑 てか、(名前)顔こわすぎー笑
やる気がない子達いちいち構ってても意味無いでしょ？それなら、(名前)戻ってくるまで、1人でも上手くなるつもりだったのよー笑」
「私、戻ってこなかったらどーしてたのよ！！」
吉田「いや、どっちにしろGW明けに(名前)のこと説得して無理矢理にでも選手に戻そうとしてたから、安心して！笑」
「……はぁ？！なにそれ、私、どんだけタイミングいいんだよ？？え、これはまさかの、阿吽の呼吸ってやつ？！」
吉田「そーなんじゃん？」
え、珍しく素直に認めてくれるじゃん笑
「んで、なんでこうなったのかいい加減詳しく教えてよ。さっきは部長がいたから話さなかったんでしょ？どうせ、鈴木達がこうなったのも、諦めただけが理由じゃないんでしょ？話して？」
吉田「お前意外と周り見えてんだな。」
「おい。」
意外とはなんだ、意外とは！
そこからよっちんからは女バレに何があったか聞いた
「へー、いじめ、ねぇ？」
吉田「あんたは、どうせいじめとか思ってんでしょ？対処できない子だっていんだからね？」
「いやー、分かってるって！ただ、いじめなんかで、バレーできないって、私だったらしにそうになるわって思って」
吉田「は？(名前)1年間バレーしてないじゃん？」
そっか、よっちんは知らなかったよなー
「私、実はまだやってるよ、バレー。今は社会人サークルでやってる！」
吉田「はぁ？！」
「なんなら、男バレに川瀬だった事バレて、この前の合宿で自主練参加したし笑」
吉田「……」
よっちんが固まった。
吉田「そうだね、、、あんたは生粋のバレー馬鹿だったね。」
「おい！」
失礼だなー
「それより、これからの事でしょ？」
吉田「作戦たてるよ！」
「勿論！」
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作者名：椿 | 作成日時：2020年6月11日 20時
