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(名前)side


流石というべきか、白鳥沢ってだけあって、私がさっき言った事が改善されてる


まぁ、相変わらず工の凡ミスは多いけど笑


でも、一人一人が意識してやっている


意識するのとしないのじゃ、だいぶ変わる


「……私もまたみんなとバレーしたいなー…(ボソッ)」


鷲匠「やればいいじゃねーか。あいつらはそう簡単に故障なんてしねーよ。」


?!


鷲匠「どうせ、またくだらない理由でやってねーんだろーよ。自主練の時くらいあいつらに付き合ってやれ。」


鷲匠監督にはなんだか見透かされてるような気がする


「……鷲匠監督は私の事、どこまで知ってますか…?」


鷲匠「少なくとも中学の時は知っている。」


中学か…流石監督とでも言うのかな?


________

回想_____中学1年女子バレーに復帰_____


中学1年の時に男バレのマネージャーにあの事を言われてから女子バレーに復帰した


「よっちん!!!!久しぶり〜!!!会いたかったぁ!!!」


吉田「あんた、なんで女バレじゃなくて、男バレのマネージャーしてたのよー!」


「んー?なんとなく〜笑」


女バレ先輩「なんか、(名前)らしいね笑」


中学1年で怪我をして、治って少ししてから復帰した


1度部から離れたのにみんなは快く私を受け入れてくれた


私は1年の秋にはレギュラー入りをした


私はバレーに関してだけは、努力を惜しまなかった


1度部から離れていた時は他校の分析や、男バレの観察し、技術を盗んだ


部に戻ってからはひたすら練習した


まぁ、私は俗に言う天才という奴だったらしい


そんな私を見て仲間は妬みもせず私の努力を天才だからという一言だけで片付けなかった


そんなみんなが大好きだった


でも、2年の秋に問題が起きた


私は分析してそれを改善する練習をみんなに強要してしまった


勿論、意識高い奴が多かったからみんな私に付き合ってくれた


でもそれが間違いだった


部員の一人が練習のし過ぎにより故障してしまった


中学生だった私には分からなかった


明らかなオーバーワークだった事に


故障してしまった子は私を責めなかった


周りの仲間も誰一人として私を責めなかった


「よっちん……ごめん。ごめんなさい。私、…」


吉田「(名前)大丈夫だから!!!あんたのせいじゃないから!!!私が自分の管理できてなかっただけ!」


「でも!私が無理矢理付き合わせてなかったら…」


「あんたは、間違った事してない!!!」


よっちん……

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作者名:椿 | 作成日時:2020年5月3日 21時

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