三十八話 径 ページ38
…会社での仕事を済ませ、僕は…はやる気持ちを抑えAときいの待つ、家へと急いだ…
…早く帰って…Aの顔がみたい…
その華奢で、柔らかな身体を抱きしめたい…
…さっき…屋上で抱きしめた、Aの柔らかくて暖かいぬくもりが思い出されて…思わず、身体が熱くなる…
…僕らしく、なかったなぁ…笑
誰もいないからって…マンションの屋上で…自分の気持ちを抑えきれなく、なるなんて…
…でも…我慢…できなかったんだ…←榎本さんてば…(笑)
…儚げに震える…華奢な背中が…
…僕を思って…涙を浮かべるその瞳が…
…可愛くて…たまらなくて…力まかせに、抱き潰してしまいそうだった…
…仕事とはいえ…隣の人の依頼…僕が請け負うべきじゃ、なかった…
けど…あのシステムは…取り付けた僕しか…開けることはできない…
…でも…Aにあんな顔させるくらいだったら…
Aを悲しませるくらいなら…
そんなこと…僕には関係ない…
この世に大切なものなんて…Aときい以外…僕には、考えられないのだから…
…悲しい思いをさせて…ごめん…
不安にさせて…ごめん…
…涙で濡れた瞳で、僕を見つめるAの愛しい顔を思い出し…胸がズキリと傷む…
…君のことが…好きで…大好きで…
…どうやって、この気持ちを伝えたらいいのか…いつも、もどかしくなる…
…結婚して…可愛い娘…きいだっているのに…
…可笑しい…よね…
自分の気持ちに恥ずかしくなって…思わず、クスリと笑ってしまう…
…でも…結婚しても…何度その身体を、僕のものにしても…
この気持ちの、果てが…見えることなんてなくて…
瞬間、瞬間…愛しい気持ちが…増幅するんだ…
…さっきだって…寂しそうに俯くAを見ていたら…ブレーキだって…効かなくなる…
…僕としたことが…(笑)
あそこが屋上だってこと…忘れるとこだった…←え〜っ!?笑
…キスの合間に漏れる…切なげな吐息と…たまらないほど…甘い声…
…僕を惑わす…甘い香りのする髪…
小さく震える指先と…何度触れても…また確かめたくなる…柔らかい肌…
…その全てに…僕の心は…いつも、いつも…
尋常でいられないほど…
…掻き乱されるんだ…
…それくらい…君のことが…愛しくて…
堪らないんだ…
……鍵を開け…扉を開けば…愛しい、君の笑顔…
…早く…僕の気持ちを…受け止めてよ…
A「径!おかえりなさいっ♪」
…満面の笑顔で僕を迎えるAを…僕は思わず、抱きしめた…
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青(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年3月8日 23時