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三十六話 ページ36

径「…なんだぁ…ダメ、かぁ…」←笑

そう言って、首を傾げながらクスリと笑う径に…あたしは慌てて首をぶんぶんと、横に振る…笑

A「もっ、もう!径ってば…!」

…思わず顔を見合わせて、笑いあうあたし達…
…優しくふんわりした笑みを浮かべながら…径はあたしの手を…そっと握った…

その掌のぬくもりは…あたしの心の中まで、暖かく染みるよう…

A「…ごめんね…径…また、子供みたいにヤキモチ妬いて…」

径の手を握りながら…あたしはポツリと呟く…
そんなあたしを…径は不思議そうに、覗きこんだ…

径「…好きなんですから…ヤキモチ妬くのは…仕方ないでしょう…?」

…まさかの(笑)
径からの甘い言葉に…顔を赤くするあたし…(笑)
…径って…大人だなぁ…←笑

そんな風に思いながら、あたしがモジモジしていると…径はクスリと笑って、あたしの髪を優しく撫でた…

径「…一度、会社に戻らないといけないので…もう、行きます…」

A「えっ!?…そーなの…?」

…せっかく…径とこのまま、帰れると思ったのに…

シュンとする、あたしの顔を見て…径は俯きながら、ポツリと呟いた…

径「…困りましたね……これじゃ…会社に、戻れないなぁ…」

そう言うと…径は握っていたあたしの手を、軽く引き寄せた…!

けっ、径ってば…!いくら誰もいないからって…!

径の腕の中で、顔を赤くするあたしに構わず…
…径はそっと…眼鏡を外した…!

径「…少しだけ…」

…径の艶っぽく煌めく眼差しが、いっそう甘さを帯びて…ユラリと揺れる…
…そっと…あたしの唇に、径の唇が…重ねられた…

…優しく…甘く重ねられた径の唇に…頭の芯が痺れる感覚…
…頬を撫でる風が、ここが外なんだってことを思い知らされて…なんだか、恥ずかしくなる…

A「…け、い…」

…径の甘いキスが、唇から首筋へと移動して…
思わず、吐息が漏れそうになる…

…イケナイとは思っていても…首筋に触れる径の唇と、服の上から…あたしの胸元を優しくなぞる径の指先に…抵抗なんて…できるはずない…

径「…A…」

甘く響く…径の低い声に…あたしは思わず、径の腕にしがみついた…!
…けど…次の瞬間…!

径「…では、戻りましょうか…」

あたしを抱きしめる腕が、するりと離されたかと思うと…径は涼しげな顔で、あたしに微笑んだ…←笑

えっ!?って、ゆーか…
え〜っ!?…ちょっと!径ってば〜!!

…なんだか…おあずけ…された気分…笑

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(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2013年3月8日 23時

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