三十二話 ページ32
…元同僚に手を振り、あたしときいは家に帰ることにした…
…なんか…ちょっと、スッキリした…
グチ…聞いてもらって…良かった…
…持つべきものは…友達だなぁ…(笑)
そんなことを思いながら、きいに笑いかけると、きいも安心したように笑いだす…
A「帰ろっか♪きい♪」
ベビーカーを押しながら…家へと向かう…
…もう、西園寺さんのことは…気にしない…
だって、あたしは径の奥さんなワケだし…別に、ヤキモチ妬く必要なんて、ないもん!!
…それに…
…一人で…不機嫌になってたって、仕方ない…
この間は、径にあたったりして…ちょっと、大人げなかったなぁ…←だいぶ、大人げないですよ…笑
…今日は…径の好きなもの、作って…径の帰りを待ってよう♪
…早く…径に…会いたい、な…
そう思いながら、マンションのエントランスをくぐろうとすると…
A「…あ、れ?」
…径の、会社の車…
マンションのエントランス脇に止められた…白いバン…車の横には、径の会社の…某セキュリティ会社の名前…
…径♪帰ってきてるの?
はやる気持ちを抑えて…あたしときいは急いでエレベーターに乗り込む…
…早く径に会いたい…そう思ってたら、径が帰ってくるなんて…
なんだか…嬉しい…
思わず微笑んでしまう、口元に手をあてるあたし…
そんなあたしを見て、きいは楽しそうに笑った…
きい「ママ〜♪」
A「きい♪パパ…帰ってきてるかも♪良かったね♪」
きい「パパ…パパ〜♪」
パパって言葉に反応して…はしゃぎ出すきい…
きいも、あたしと同じで径が大好きなんだよね…(笑)
やっぱ…親子だなぁ…←笑
…エレベーターを降りて家へと向かおうとするあたしときい…
…その時…
あの時と同じように…話し声が、聞こえた…
西園寺「すみません…径さん…また来ていただいて…」
径「…構いません…仕事ですから…それに…この鍵は…僕にしか、開けられませんから…」
………また……西園寺さん…
…気にしない…気にしないって決めたばっかりなのに…
こんな場面見ちゃったら…また、イヤでも気になっちゃう…
盗み聞きするつもりなんて、ないけど…
西園寺さんと、径との会話が…耳に入ってくる…
西園寺「…あたしが、鍵を無くしちゃったばっかりに…すみません…でも…こうして、径さんが来てくれるなら…何回でも、無くしちゃうかも…」
…その言葉に…あたしは…足元から、崩れ落ちそうな感覚を覚えた…
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青(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年3月8日 23時