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二十五話 径 ページ25

…正直…考えたこと…なかったなぁ…
…好きな、女性のタイプなんて…

僕の隣に座って、きいを抱っこしながらテレビを見て笑うAをぼんやり見つめる…

弾けるような、笑顔が…可愛い…♪

…今まで、鍵以外のことに興味なんてなかったから…どんな女性に魅力を感じるかなんて…
正直言って……さっぱり、だ…

…ただ…Aが…可愛くて、愛しくて…仕方なくて…
今まで感じたことのない感情が…僕の胸をいっぱいにする…

そんな気持ちは初めてで…
…これが…愛してる…という感情なんだと…
Aに出会って…初めて、気づいたんだ…

…Aがどうして、僕の好きな女性のタイプを気にするのかは分からないけれど…

…好きな女性のタイプなんて…
僕には…ない…

好きな鍵のタイプはあるけれど…笑

…だって…
僕が好きなのは…愛しているのは…
A…ただ一人、だけなのだから…

A以外の人間なんて…男でも、女でも…みんな一緒に見える…←え〜っ!!それはナイでしょ!!笑

…それくらい、貴女のことが…大好きですよ…

僕に寄り添う…温かくて、小さな肩をそっと抱き寄せると…
さっきまで元気に笑っていたのに…途端に恥ずかしそうに、頬を赤くする…

そんなところも…堪らなく…可愛くて…
そのまま抱きしめて…僕だけのものに、したくなる…
…僕だけにしか見せない、あの甘い顔を見たくなる…

…まぁ…今はきいがいるから、無理なんですけど…←笑

…恥ずかしそうに僕を見つめ、可愛く笑うAを見ていると…自然と僕も、笑みが溢れる…

でも…
…好きな女性のタイプを聞くなんて…
ひょっとして…隣の人のことを、気にしているのかなぁ…?

…僕はまったく…興味、ないのだけれど…
(そう言えば…やたらに、馴れ馴れしくて…仕事のジャマだったなぁ…)←笑!!

…不安にならなくても…大丈夫だよ…
…僕が興味があるのは、鍵と…

……貴女…ただ一人、だけですからね…

…僕が笑うと、Aは甘えるように僕の肩に頭をのせた…

その、僕を見つめる可愛い瞳と…愛らしい仕草に、僕は堪らなくなって…Aの小さい唇に、そっと…キスをした…

径「…大好き…ですよ…」

僕の手を握る、Aの手のぬくもりと、時折聞こえる、きいの笑い声を聞きながら…

僕は、幸せを…噛み締めた…

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(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2013年3月8日 23時

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