二十四話 ページ24
…夕飯の支度をしながら…あたしは元同僚に言われた言葉をぼんやりと思い出す…
『…径くんの、好きなタイプとか…聞いたことないの!?』
…径の好きなタイプ…
西園寺さんのことは別として…
…気に、なるなぁ…笑
…径の好きなタイプの女の子…
…可愛い子…?
落ち着いた子…?
頭のいい子…?
…ひょっとして…あたしみたいな、元気な子…とか…?
…そんな期待を込めて…あたしはソファできいと遊ぶ径を見つめる…
…優しくきいに問いかける…径のふんわりした眼差しに…思わず胸がキュンとする…
径「…これは江戸末期に使われていた南京錠ですよ…♪」←笑
…ん、まぁ…話してる内容は別だけど…笑
径お気に入りの、鍵の図鑑みたいなものを見ながら…笑
きいに笑いかける径…
あたしは思いきって…そのキレイな横顔に問いかけた…
A「…ねぇ…径…?」
径「…はい?」
A「…あの…径のね、好きなタイプって、どんなのかなぁ…なんて…ちょっと、気になって…」
径「…好きな、タイプ…ですか…?」
あたしの言葉に、径は少し首を傾げながら…瞳を丸くする…
ちょっと俯きながら…顎に指先をあてて考え込む径…
その姿も…ドキドキするほど…カッコいい…♪←重症ですね…笑
径「…そうですね…好きな、タイプ…」
A「うんうん!!どんな、感じ…?」
…もしかして…ほんとに…
…あたし、とか…!?
径の口から綴られる、甘い言葉を期待しながら…あたしはドキドキと高鳴る鼓動を抑えようと、胸元のシャツをギュッと握った…
径「…クレセント錠♪」←笑!!
いやいや!!
もぉ〜!!違うからっ!!←笑
A「…あのね、径…鍵の種類じゃなくて…女の子のタイプ…なんだけど…」
…さすが榎本径…笑
ここまでくると…なんだか笑っちゃう…♪
ちょっと笑いながら…問いかけるあたしに、径はあたしをジッと見つめて、呟いた…
径「…正直、分かりません…僕が鍵以外で、初めて興味をもったのは…貴女…だけ…ですから…」
…そう言って、揺らめく瞳であたしを見つめる径に…あたしはドキリとする…!
あたしは思わず…径に駆け寄って…首筋に抱きついた…!
…襟足から漂う、径の安心するような…お日さまみたいな匂いに、胸が張り裂けそうになる…
A「径…♪」
…ソファ越しにあたしに抱きつかれ…径は恥ずかしそうに…クスリと笑った…
径「…きいが、見てますよ…」
そう言われたけど…あたしは暫く、径を抱きしめる腕を離さなかった…
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青(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年3月8日 23時