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二十三話 ページ23

…西園寺さん…
径のこと…指名、したんだ…

…確かに…
『旦那様は、何のお仕事されてるんですか?』
とか、
『榎本さんのこと…頼ってもいいですか?』
なんて、言ってたけど…

…防犯の強化なんて…する必要、ほんとにあったのかな…
それに…わざわざ径の会社に電話して、径に頼むなんて…

…なんか…イヤ、だなぁ…

そう思うと、不安な気持ちが押し寄せてきて…思わずポツリと呟くあたし…

A「…わざわざ、径に頼むこと…ないのに…」

径「仕方ありません…お隣りさんですからね…」

唇を尖らせるあたしを見て、径はクスリと微笑んだ…
そんな、余裕たっぷりの表情の径に…なんだかあたしは悔しくなる…

あたしはこんなに径のこと、心配してるのに〜!!
涼しい顔しちゃって〜!!←笑

A「どーせ、径は嬉しかったんでしょ!!楽しかったんでしょ!!(…西園寺さんと話せて…)」

思わずムキになるあたしに径は不思議そうに…首を傾げる…

径「…嬉しい?…楽しい…?」

あたしの言ってる言葉の意味が分からず…径はそのキレイな指先を顎にあてて、暫く考え込む…
その仕草が…あまりにかっこよくて…思わず見とれてしまうあたし…←ちょっと!笑

…い、いかんいかん!み、見とれてる場合じゃなかった…←笑

径のキレイな横顔をそんな気持ちで見つめていると…径はあたしを見つめ返し、満面の笑みを浮かべた…

径「…嬉しくはないですが…確かに楽しいです…♪」

…えっ…!?

思わず、径の言葉に、耳を疑うあたし…
…西園寺さんと話せて…楽しい、の…!?

A「…楽しい、の?」

信じられないような気持ちで…あたしは径の涼しげに輝く瞳を見つめた…

…なん、で…?

径「…僕としては…もっと高度なシステムの方がいいんですが…今回取り付けた鍵も、非常に珍しいタイプのもので、技術者の高度なテクニックが必要となります…まぁ、僕にかかれば…」

…そう言って、瞳をキラキラと輝かせながら、径は早口で話し続ける…

…あ、あれ?こ、これってもしかして…
……鍵の、ハナシ…!?笑

目を丸くして径を見つめるあたしには構わず…径は楽しそうに鍵の魅力を、熱く…語っていた…←笑

A「…あ、よ、良かった…ね…笑」

…良かった…径が、鍵にしか興味がなくて…笑

ホッと胸を撫で下ろし…
あたしは夕飯の支度を始めることにした…

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(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2013年3月8日 23時

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