三話 径 ページ3
…いつもの会社の備品倉庫…
仕事場の作業机に向かいながら…古びた鍵穴に、針金を差し込み…僕は昨日のことを、ぼんやりと考える。
…ふふ…ママになっても、Aは相変わらず…変わらないなぁ…
…昨日は、きいが生まれてから…初めての外出…
三人で動物園に行くことになったのだけれど、近所の奥さん方に囲まれてた、僕ときいを見て…僕の愛しいAは…ちょっと機嫌が悪くなったみたい…(笑)
…Aにそっくりの…僕たちの可愛いきい…
僕はきいのこと、褒められて…とても嬉かったのだけれど…
…ひょっとして、ヤキモチ…妬いたのかなぁ…?←笑
径「…まったく…可愛いのだから…笑」
唇を尖らすAを思いだし、思わず笑みが溢れる…
僕はAにしか興味がないのに…なぁ…
…僕の、大切な…愛しい奥さん…A…
愛らしい笑顔と、元気すぎるくらい元気な…(笑)
…明るい性格…でも意外にしっかりもしていて…とても素敵な、女性なんだ…
昨日の、白とピンクのシャーベットカラーのワンピース…
色白のAに、とてもよく似合っていて…とても…可愛かった…←榎本さん…相変わらずベタ惚れですね…笑
…僕を見つめる潤んだ瞳、無邪気な笑顔、ふんわり揺れる髪に可愛らしい声…僕に寄り添う…そのあたたかい温もりさえも…こんなにも、愛しくて…たまらない…
…僕たち、二人の間に生まれてきてくれた…可愛いきい…
きいが生まれてきてくれて…Aのこと…もっと大切に…もっと愛しく思うようになったのだから…
…A…きい…
二人を守るためなら、僕はなんだってするよ…
二人のことを、とても…愛しているから…
鍵を開けながら、ぼんやりと二人のことを考えていると…
…鍵穴の針金が、カチャカチャと音を立てて…軽い衝撃が、僕の指先に伝わる…!
径「…あ」
小さい音を立てて…錠前のロックが外れた…!
径「…開いた…」
針金を作業机の上に置き、小さく息を吐く…
僕は小さく微笑んだ…
…大好きな鍵と…(笑)
大好きなAと、僕たちの宝物…きいに囲まれて…
僕は…
径「…幸せ…だなぁ…」
誰にも聞こえないような小さな声で…
僕はポツリと、呟いた…
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青(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年3月8日 23時