十七話 径 ページ17
…参ったなぁ…これじゃ、全然仕事が進まない…
…いつもの僕の仕事場…パソコンのキーを叩きながら、僕は大きくため息をついた…
…昨夜の…僕を見つめるAの潤んだ瞳が頭を掠める…
「…可愛かったなぁ…A…」←またですかっ!?笑
…僕を見つめる潤んだ瞳も…普段は聞けないあの甘い声も…細くて華奢な身体も…
全てが、堪らないほど…愛しい…
…それに…
あの時のAの顔を思いだし、思わず笑みが溢れる…
『…お風呂…一緒に入りたかった…?』
僕の問いかけに、顔を真っ赤にして、慌てて否定するA…笑
…あんなに恥ずかしがって…
一緒に入りたいなら、素直にそう言えばいいのに…←言えませんっ!!笑
…細くて柔らかい身体…切ないほどに甘い声の漏れる唇…
…Aが、好きで…好きで…堪らなくて…
あの時のAの顔を見るだけで…
いつもの冷静な自分じゃ…いられなくなる…
予想外に速くなる…胸の鼓動に戸惑いながら、僕は思わず…ネクタイを緩めた…
…それなのに…
………きい…(笑)
…まさか、あのタイミングで起きるって…笑
…カンが鋭いというか…
…さすが…僕の子です…←えっ!?ソコ!?笑
…でも…このままじゃ…ほんとに仕事が進まない…←笑
あそこでおあずけなんて…
…身体に……悪い…←榎本さーんっ!?笑
…あの後…
Aは恥ずかしそうに頬を赤くして…きいに絵本の続きを読んでいたっけ…
いつもは早く寝付くきいだけれど、昨夜はなかなか眠ってくれなくて…笑
…結局…僕との続きは…おあずけ、だ…
…そんなことを思いながら…←仕事中なのに…笑
パソコンにむかって、なかなか進まない資料作りを再開する。
…その時…パソコンの脇にある電話が鳴り響いた…!
着信画面を確認すると、セキュリティ課からの電話だ…
「…ハイ…榎本です…分かりました…すぐに向かうと伝えて下さい…」
…受話器を置き、僕はいつもの青い制服に袖を通す…
Aから貰った、黒のビジネスバッグと車のキーを持って…仕事場を後にした…
…セキュリティ課からの電話…
…防犯システムの取り付け依頼…か…
「…厄介なことに…ならなきゃいいけど…」
…小さくひとつ、息を吐き…指先で軽く、眼鏡に触れた…
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青(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年3月8日 23時