幸せはきっと僕の手の中に…2

56話 ページ7

…健太くんへの誕生日プレゼント…あたしは日を改めて、そのプレゼントを買いに来た…

…健太くん、気に入ってくれるといいなぁ…

キレイにラッピングしてもらったライターの入った袋を胸に抱えて…なんだか幸せな気持ちになる…

健太くんの喜ぶ顔…想像しただけで…好きって気持ちがいっぱいになって…胸が、ドキドキしちゃう…

…会いたい…なぁ…
…会いに…いっちゃおうかなぁ…

健太くんのテレビ局まで、電車ですぐ…
そう思うと、あたしは自分の気持ちが押さえられなくなって…

…気がつくと…テレビ局まで、来ていた…笑

…この間も来て、外でウロウロしてるだけだったんだけど…
…入って、みようかな…←笑

ドキドキしながらエントランスをくぐると、受付のお姉さんに声を掛けられる…！

｢いらっしゃいませ｣

A｢あっ、あの、あたし…歌のお兄さんの…矢野健太くんの…｣

｢お知り合いの方ですか？では、これを…｣

そう言って、そのお姉さんはあたしに首からかける入局証みたいなもの？を差し出した…

えっ!?もしかして…入れちゃうの？テレビ局!?←こんな簡単に〜!?笑

A｢あ、ありがとうございます♪｣
受付のお姉さんにお礼を言って、あたしは入局証をかけ、ドキドキしながら館内に入った…

…わぁ…スゴーイ!!
テレビで見たことあるセットとか、いっぱい!!

…健太くんを探すのも忘れて(笑)
あたしは初めて入ったテレビ局に大コーフン!!

…げーのー人とか、いないのかなぁ…♪

そう思いながら、辺りをキョロキョロ見回していると…！

…あっ！あの人…嵐の…えーと…えーと…ニュース読んでる人だぁ♪…えーと…名前、なんだっけ…←笑
…とにかく！凄い、カッコイイ♪

普段、テレビで見ている芸能人を間近で見れて感激するあたし…笑
夢中になってキョロキョロしていると…

…あっ!!…いた…健太くん…♪

…水色のカワイイ衣装に包まれた、愛しい健太くんの姿を発見する…！

A｢健太くんっ♪｣
駆け寄って、そのちょっと猫背な後ろ姿に声を掛ける…
その背中が振り向いたかと思うと…大きく見開かれた、健太くんのカワイイ瞳…

健太｢おっ、おっ、お前っ!?な、なんでっ!?｣

びっくりして、こけそうになる健太くん…笑

そんな健太くんの顔を覗き込み、あたしは満面の笑顔で微笑んだ…

A｢なんか…入れちゃった♪｣
首からかかる入局証を手にするあたしを見て…健太くんはポカンと口を開けていた…笑

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