最終話 健太 ページ48
…いつものブルゾンを着て、Aとの待ち合わせ場所に向かう俺…
………
…あの時…
A「けっ、健太くんっ!!」
…朝、起きた途端…身体中…俺につけられたキスマークを指さして、顔を赤くするA…
…ヤ、ヤバイ…怒ってる…笑
健太「だってさ…お前…すげぇ色っぽい顔で、俺のこと…誘ったじゃんか…」←笑
肩をすくめて笑う俺を…頬を膨らませて睨むA…
…まぁ…その顔も、かわいいんだけど…笑
A「も、もぉ!!健太くんなんて、知らないっ!」
………
…珍しく怒るAに許してもらう為に…笑
久々の外でのデート…
あの時のAの恥ずかしそうに怒る顔を思いだし、思わず笑みが溢れる…
…まったく、どんだけカワイイんだよ…
そう思いながら、待ち合わせ場所に向かうと…
…いつか見た…あの光景…
……アイツ…また…ナンパされとる…笑
ふわふわのニットコートを着た…小さくて華奢なAの背中…その隣には、Aの腕を引っ張る、ガラの悪い男の姿…
ムカつく気持ちを抑えながら、俺はその小さな背中をギュッと抱き寄せた…!
健太「…俺のなんだけど…」
そう言って、その男を睨みつける俺…
A「健太くん…♪」
…俺に抱きしめられたまま、ふんわりと笑うAに、思わずため息がでる…←笑
…まったく…人の気も知らねーで…笑
健太「…お前…またかよっ!!ボーッとしてんなよ〜っ!!」
ため息をつく俺の顔を見つめ…Aは潤んだ瞳を煌めかせ、ポツリと呟く…
A「…でも…こうして、健太くんが…助けてくれるもの…」
…そんな瞳で…そんなコト言われたら…
なんにも…言えねーよ…←ベタ惚れですね…笑
健太「…ほっ、ほら!行くぞ…」
…照れ隠しに、勢いよく差し出した手に…そっと触れる、Aの小さな手…
ギュッと握られる、細い指先が…
そっと寄り添う、その身体の温もりが…
…そして…ふんわり優しく笑うその笑顔が…何よりも、大切で…俺は、改めて…実感…した…
俺の手の中にある…小さくて、愛しい…この温もり…
…A…お前が、俺のそばにいてくれる…
それだけで…俺は……幸せだよ…
…そっと、その愛しい横顔を覗くと…おっきな瞳をキラキラさせて、微笑むA…
俺はその手をギュッと握り…人込みに紛れて…隠れてそっと…キスをした…
…世界で一番…大切で、愛しいAに…
……俺…矢野健太…
職業…歌のお兄さん…
…幸せってやつは…いきなり…やってくるもんだなぁ…笑
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青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時