96話 健太 ページ47
A「…イヤじゃ、ないの…健太くんに…触れて…欲しい…」
…そう言って…おっきな瞳に涙をいっぱい溜めて…俺を見つめるA…
…そんな色っぽい瞳で誘われたら…
俺…もう…マジで…無理…←笑
…ずっと我慢してた…Aを抱きたいっていう…俺の気持ちが、抑えられなくなる…!
俺は…夢中で…その小さくて華奢な身体を抱きすくめる…
…柔らかくて、いい香りのする髪も…白くて細い首筋も…ふわふわの胸も…触れたら折れそうな細い腰も…
…俺を見つめる潤んだ瞳も…可愛い唇から漏れる甘い声も……しがみつく、その小さな手さえも愛しくて…堪らない…
A「…っ、健太…く…ん…」
…普段は見せない…色っぽい顔と、とびきり甘い声に…俺はもう…どうにかなっちまいそう…
…好きで…好きで…仕方ないんだ…
はやる気持ちを抑えながら…俺はそっと…Aの頬に触れた…
…熱く潤んだ瞳が、俺に向けられて…ドキリとする…!
健太「…こんな時に…言っていいか…わかんねぇけど…」
…でも…どうしても…伝えたい…
A「…ん…?」
…Aの艶っぽい瞳を見つめながら…俺はAの手をギュッと握った…
健太「…幸せに…する…から…」
…Aの瞳が、驚いたように大きく見開かれ…俺の首筋に、細い腕が巻きつく…!
A「…こんな時に…そんな、コト…ズルい…」
耳元で囁かれる…吐息まじりの甘い声に…俺はまた、強くAの腰を抱き寄せた…
…幸せに…したい…
本当に…心から…そう、思ったんだ…
俺の腕の中で…甘く溶けるAの声を聞きながら…俺は何度も、その身体を抱きしめた…
………気がつけば…朝が、すぐそこまで来ていた…
…俺の隣で、すやすやと寝息をたてるAをそっと抱き寄せる…
…その白い肩…首筋に…俺が残した跡が、くっきりと浮き出てる…
…ヤバイ…A…怒るかなぁ…←笑
…でも…その…ずっと…我慢してたし、さ…笑
そっと、その跡に触れると…無意識の中、くすぐったそうに微笑むA…
その顔がたまらなく可愛くて…また、ドキドキしちまう…←笑
…あの時…あの場所で偶然、Aにぶつかって…そこから始まった…俺達…
なんだか照れくさいけど…アレが、運命の出会いってゆーヤツ…だったのかもな…
…Aに会えた…それだけで…今までツイてなかった、俺の人生だって…捨てたもんじゃなかった…なぁ…笑
俺はちょっと笑いながら…幸せな気持ちで…Aの髪を、そっと撫でた…
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青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時