54話 健太 ページ5
…ダメだ…俺…どーしちまったんだ…
…収録の合間、セットの端に腰掛けて頭をかかえる俺…←笑
…仕事の最中なのに…歌ってる最中なのに…全国の子供達に夢を届けてるのに…←え〜っ!?笑
…こんな邪なコト考えてるなんて…最低じゃね!?
……でも…あれから、アイツのことを抱いてから…俺の頭ん中は…アイツのコトで…イッパイ…だ…
…ふんわりした優しくて可愛い笑顔…
それが…あんな色っぽい顔するなんて…
聞いてねーよっ!!←笑
…ちっちゃくて、柔らかい身体…普段は見えない真っ白で華奢な肩に、触れたら折れそうな細い腰…俺にしがみつく小さな手…
それに…下から俺を見つめる、艶っぽく潤んだ瞳に、少し開けられた…可愛い唇から漏れる熱い吐息と、たまらないほど…甘い声…
…普段と全然違うアイツに…俺…夢中に…なっちまった…
…もっと…優しくしてやるんだった…かなぁ…←そんなにっ!?笑
ちょっと自己嫌悪になりながら、俺は衣裳の帽子をぐちゃぐちゃに握りしめる…
…アイツ…A…どーしてんのかなぁ…
…アイツを抱きしめた手のひらをぼんやり見つめる…
『…健太…くんっ…』
思わずアノ時の、ドキリとするくらい艶っぽい顔が思い出されて…俺は慌てて頭を横に振る…!
マ、マズイ!!マズイ!!マズイ!!
これじゃ…俺、ヤバイ奴じゃんかっ!!
健太「いや、ヤバイ…ヤバイ…」
そう呟きながら、セット内をうろうろする俺…笑
守「や、矢野くん!?どーかしたの?」
いつもと違う、尋常じゃないくらい動揺する俺に…守が恐る恐る声を掛けてきた…
健太「えっ、い、いや…なんでも、ねーよ…」
守に声を掛けられ、慌てて作り笑いをする俺…
こんなコト考えて、動揺してるなんて…守に知られたら…また厄介なことになっちまう…
そんな俺の心の声に気づいたように…守は俺の顔を覗きこむ…
守「あれ?矢野くん…顔、赤いよ?」
健太「はぁっ!?赤くねーしっ!!」
思わずキレる俺…笑
そんな俺を見て、守はまたニヤリと笑う…
守「わかった♪なんか、いいことあったんだ♪あの彼女と…やらしーんだ…矢野くん…♪」
健太「ばっ、バカヤローッ!!そ、そんな…やらしーコト、考えてねーよっ!!…あ…」←笑
思わずムキになって言い返す俺だけど…墓穴…掘っちまった…
守「…やっぱり考えてたんだ…やらしーコト…♪…健全な、歌のお兄さんなのに…」
守は心底楽しそうに…そして、イジワルな笑みを浮かべた…
…また、守に弱み…握られた、な…笑
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時