87話 ページ38
守「じゃ、Aちゃん♪またね〜♪」
…定食屋さんの前で、あたしと健太くんに笑顔で手を振る守さんと別れ…歩き出すあたし達…
A「楽しかったね♪…守さん、とってもイイ人なんだね〜!」
健太「…俺はもう…疲れた…」←笑
隣を歩く健太くんの横顔を覗きこむと、猫背な背中をいっそう丸くして…健太くんは呟く…
…守さんと一緒に食事してる時も、終始…落ち着かない様子でソワソワしてる健太くん…
…この間の、健太くんちでの夕飯の時もそうだったけど…なんか、あったのかな…?
お父さんやお姉さん、かっちゃんサンが話す度に…話しを遮ってた健太くんを思い出す…
A「…あたしは、なんか…嬉し、かった…」
ポケットに手を入れ、猫背で歩く健太くんの隣に…ぴったりと寄り添いながら、あたしはポツリと呟いた…
健太「…え?」
A「…健太くんの友達と…こうして一緒にお食事できて…なんか…なんかね…健太くんの彼女だって…ちゃんと認めてもらえた気がして…その……とっても、嬉しい…♪」
健太「…そっ、そお…」
…自分の言った言葉に…ちょっと恥ずかしくてなって俯くと…健太くんもちょっと照れたように、空を見上げた。
…恥ずかしくなって…暫く黙っていると…
それまでポケットに入れたままだった健太くんのおっきな手が…あたしの手に…突然…触れた…!
…おっきくて…あったかい…ゴツゴツしたシルバーリングをした、健太くんの手…
その細くて長い指が、あたしの指に絡まる…
A「…け、健太くん!?」
今まで…外で手なんか繋がれたことなんてないから…
びっくりして…思わず、健太くんのキレイな横顔を覗きこむ…!
…すると、健太くんは…ちょっと怒ったような…照れたような顔で…その魅力的な瞳を揺らめかせた…
健太「…お前は……俺にはもったいないくらいの…自慢の………彼女だよ…」
そう言って、唇の端をちょっとあげて笑う健太くんの笑顔に思わず、ドキリとする…!
…も、もぉ…健太くんてば…!←笑
…普段はぶっきらぼうなのに…時々…びっくりするくらい…甘いコト…言うんだもん…
これじゃ、心臓…もたないよ…
…日に日に…健太くんを思う気持ちが大きくなる…
昨日よりも…今日の健太くんが、もっと好き…
今日よりも…明日の健太くんが、もっと…好き…
A「…大好き…」
…聞こえないくらいの小さな声で、そっと呟き…あたしは健太くんの手を…ギュッと…握りかえした…
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青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時