80話 ページ31
健太くんのお家のある駅に着くと、改札を出たところで愛しい彼の、ちょっと猫背な背中を見つけた…
…健太くん…♪迎えにきて、くれたんだ…♪
あたしは嬉しくなって、小走りで健太くんに駆け寄った…!
健太「お、おう…!突然…わりぃな…」
そう言って、ちょっと申し訳なさそうに頭に手をやる健太くん。
A「ううん!全然!あたしもね、また健太くんのお家に行きたかったの♪」
健太「そ、そっか…」
なんだかちょっとそわそわしてる健太くん…?
そんな健太くんに気づかず、あたしは健太くんの腕にそっとつかまって歩きだした。
…健太くんのお家の近くの土手を、二人並んで歩いていると…突然、健太くんが思いきったように口を開いた…
健太「あ、あのさっ!」
A「ん?なぁに?」
健太「きょ、今日、親父とねーちゃんがヘンなコト言っても…き、気にすんなよ!」
A「え?…ヘンなコト、って…なぁに?」
思わず健太くんの顔を覗きこむあたしに、健太くんはムキになって顔を赤くする…笑
健太「い、いーから!!分かったなっ!!」
A「…う、うん…」
…そんな話しをしているうちに…健太くんのお家に着いてしまった…
…ヘンなコトって…なんなのかなぁ…?
さっき、健太くんに言われた言葉が気になったけど…
健太くんの後ろに続いて、健太くんのお家に入った。
A「こんばんは!お邪魔します…♪」
健太姉「こんばんは〜♪Aちゃん!久しぶり〜!あがって、あがって!!」
満面の笑顔であたしに笑いかける、健太くんのお姉さんに…あたしも思わず笑顔が溢れる。
…ほんと♪久しぶり♪
初めて健太くんのお家に来た時以来…
…健太くんと…初めてキスした…あの日…
思わず、あの日のことが思い出されて…ちょっとドキッとするあたし…←笑
ふと、隣の健太くんを見つめてしまう…
…なんだか…今さらだけど…夢、みたい…
こうやって、健太くんの隣にいること…
…あたし…健太くんの、彼女…なんだぁ…♪
あたしの熱い視線に気づいたのか…笑
健太くんは照れたように、呟く。
健太「…な、なんだよ!」
A「なんでもない…♪」
健太父「こらっ!Aさんに、そういう口のきき方するんじゃないっ!!…Aさん、すいませんねぇ…こいつ、どうしようもなくて…」
健太「親父は黙ってろよ!」
健太姉「ほらほら!Aちゃんが来てるのに、ケンカしないの!」
…そんなあったかい…和やかな(笑)雰囲気の中、夕飯の時間は始まった…
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青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時