76話 ページ27
A「…えっ…?」
…健太くんの言葉に…あたしはまた、顔を上げて…食い入るように、健太くんの瞳を見つめる…
…健太くんは…怒ったような、恥ずかしそうな…複雑な表情…
そして…思いきったように、口を開いた…
健太「…〜っ、…だから…お前は、俺のだって言ってんだよっ!!何度も言わすなよっ!…分かった!?」
…そう一気に捲し立て…あたしの身体をギュッと抱きしめる…!
…まさか…健太くんがそんなコト…言ってくれるなんて…
…ちょっと、恥ずかしいけど…嬉しい…笑
…健太くんから伝わる熱い体温を…身体で感じながら…あたしもギュッと、健太くんの背中を抱きしめる…
A「…うん…分かった♪」
…そっと、強く抱きしめられる腕が緩められて…健太くんの濡れた瞳に、あたしの視線が捕まる…
…軽く開いた唇が、妙に艶っぽくて…あたしの心臓は…壊れちゃいそう…!
…健太くんの艶やかに光る瞳が、切なげに揺れたかと思うと…ためらいがちに…唇が、重なった…
……ゆっくり…優しく…溶けちゃいそうな甘いキスに、気が遠くなる…
いつもは、ちょっと強引な健太くんなのに…今日は、別人みたいで…余計にあたしをドキドキさせる…
…長いキスの後…今度はその唇が、あたしの首筋に寄せられる…!
あたしは慌てて…健太くんに問いかけた…!
A「け、け、け、健太くんっ!!」←慌てすぎです…笑
健太「…ん…?」
あたしの首筋に、甘いキスを降らせながら答える健太くん…
A「あっ、あの、あたし…プレゼントがあるのっ!」
…いきなりのドキドキするシュチュエーションに、なんだか恥ずかしくなって…あたしはプレゼントの入った紙袋を取ろうと、手をのばした…けど…!
A「きゃっ!」
のばした手は、健太くんに掴まれて…また、健太くんの胸の中に引き戻される…!
掴んだあたしの手に、健太くんはそっと唇を寄せ…イタズラっぽく…呟いた…!
健太「…俺…コレが、いいんだけど…?」
…そう呟く、健太くんの瞳はいっそう艶っぽさを増していて…息が、止まりそう…!
健太「…コレが……欲しい…」
…耳元で囁かれる…吐息まじりの低い声と、首筋を優しくなぞる唇に…身体中の力が抜けそうになる…
…そんな風に、されたら…ダメなんて…言えるワケ…ない…
健太「…全部……俺の…」
…何度も繰り返される甘い囁きと…あたしを見つめる狂おしそうな瞳…
…健太くんの素肌から伝わる熱い体温を感じて…あたしはそのまま…朝を迎えた…
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時