64話 ページ15
…もぉ…健太くんてば…
…自分のデスクに座り、パソコンの画面を見つめながら…昨夜のことをぼんやりと思い出す…
………
健太「…なんで…俺に会いたくなったの?」
そう言いながら、あたしを覗きこむ…健太くんのイタズラっぽい眼差しに…胸が、ドキリとする…!
A「なんでって…健太くんのことが…好き、だから…」
健太「え?…聞こえねーけど…笑」
………
…そんな…イジワルするなんて…ほんと、ヒドイんだからっ…←笑
あんな状況で、そんな質問するなんて…もぉ…まともに、答えられるわけ…ないじゃないっ!!
…耳元で囁かれる甘くて低い声…首筋に降りてくる濡れた唇…胸元をなぞるキレイな指先…
それだけで…あたしの心臓は破裂しちゃいそうになってるのに…
おまけに…
『…なんで、俺に会いたいの?』
『…そんなに、俺のコト…好きなの?』
そう言って…狂おしそうに目を細める健太くんの艶っぽい顔が…頭から、離れない…
…あんな顔するなんて…ズルイ…
あの時の…健太くんの艶やかに光る瞳を思い出して…思わず顔が熱くなる…!
やっ、やだ!!…おっ、思いだしちゃった…!
ドキドキと、速くなる鼓動に…胸をおさえながら…あたしはまた、ぼんやりと考えこむ…
…そーいえば…あの時の健太くん…ちょっと…怖かった…かな…
……悟くんと、話してる時…
強く抱きしめられた腕と、悟くんを見据える真剣な眼差し…
…ちょっと…怒ってる、みたいだった…
…健太くんは…ただの幼なじみなら、会えばいい…そう言ってくれたけど…
あの時の…悟くんを見る眼差しと、子供みたいにあたしの身体を抱きしめて離さない健太くんに…
なんだかもう…悟くんとは、会わないほうがいいのかな…って、感じた…
…強く抱きしめられて…子供みたいに甘える健太くんが、なんだかとっても可愛くて…愛しくて…思わずヨシヨシしたら…怒られちゃったけど…笑
でも…本当に、愛しいと…思ったの…
ずっと…ずぅっと…そばにいてあげたい…
そばに…いたい…って、思ったんだもの…
…悟くんは、もちろん懐かしくて、大切な幼なじみだけど…
あたしの中で、一番大事な…かけがえのない人は…他の誰でもない…
健太くん、だから…
だから…健太くんに不安な思い…させたくない…
…健太くんのことが、大好き…だから…
あったかくて…幸せな気持ちに包まれながら…
あたしは強く…健太くんへの思いを…感じた…
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青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時