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62話 健太 ページ13

…黙ってAの手を引き、家へと向かう俺達…

…あの男……スカしやがって…気にいらねーっ!!
思い出すだけで…ムカつく…←笑

そんな俺の気も知らないで…呑気に俺に笑いかけるA…

A「…健太くん?どーしたの?」

健太「…さっきの奴…なんなの…」

…男の嫉妬なんて…みっともねぇ…けど…あのスーツ男のことが気になって…俺はポツリと呟いた…

A「幼なじみの悟くん…前に、お父さんがいた時…お隣さんだったの…」

健太「…へぇ…」

…幼なじみ…俺の知らない、子供の頃のAを知ってるってこと…
なんだか、悔しいような思いを感じて…
俺は、わざと…興味なさそうに空返事をした。

A「ずっと会ってなかったんだけどね、この間…偶然会って、びっくりしちゃった!それで、また会いたいね…って…」

…その言葉を聞いて…ドキリとする俺…!
…ほんとは、あんな奴と二度と会ってほしくない…
…なんだかアイツ…イヤな予感が、する…

そんな俺の顔色に気づいたのか、Aはポツリと呟いた…

A「…でも、健太くんがイヤなら…会わないよ…」
そう言って俺の顔を不安そうに覗きこむ…

健太「ばーか…ただの、幼なじみなんだろ…会えば…いーじゃん…」
Aに嫉妬してるなんて思われたくなくて…
つい俺は…自分の気持ちに、嘘をついた…

………Aの家に着き、ソファに座ってぼんやりと考える…

A「今、ご飯にするから待っててね♪」
そう言って嬉しそうにキッチンに立つ、Aの華奢な背中を見て…なんだか、切ない気持ちになる…

…あのスーツ男…背ぇ、高くて…ちゃんとしてて…ハタから見たら…Aと似合ってて…なんだか…見てんのが…辛かった…

健太「…やっぱ…メシ、後でいいわ…」

A「えっ!?お腹、空いてないの?」

…キッチンの向こうで首を傾げる可愛いAを見て…俺は、たまらない気持ちになる…

健太「…そんなのいいから…こっち来いよ…」

A「えっ!?」←笑
口元に手をあて、顔を赤くするAをソファに座ったまま…見つめる…

健太「…こっち…来いよ…」

A「…う、うん…」
…ゆっくり…恥ずかしそうに…俺のそばに来るA…
その細い手首を掴み、俺は一気にAの華奢な身体を引き寄せた…

A「…きゃ…!」
小さな声をあげて、なんなく俺の膝の上に降りてくる柔らかい身体…

恥ずかしそうに伏せられた潤んだ瞳を、下から見つめる…

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(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2013年1月13日 12時

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