61話 健太 ページ12
『駅まで、迎えにいくね♪』
…アイツからのメールを見て、思わず嬉しくなって笑みがこぼれる…
…ほんと…可愛くて…困る…←笑
仕事を終えた俺は、はやる気持ちをおさえて…電車に乗り込んだ。
…しかし…参った…な…
『…どーしても…健太くんに…会いたくなっちゃったんだもん…』
…そう言って、俺の衣装の端を引っ張りながら…俯くアイツの顔…
………かわいすぎんだよっ!!←笑
…そんな寂しそうな顔で…そんなコト言われたら…我慢なんて…できるか…
俺は…堪らなくなって…気がつけば…あんなトコロで、あんなコト…笑
…ちょっと、がっつきすぎた…かなぁ…
…アイツの華奢で柔らかい身体…漂う髪の匂い…甘い唇…その唇から漏れる、切ない声を思い出して…思わず顔を赤くする俺…
……このまま…帰したくなくて…
…だからって、家に行っちゃう俺って…
やっぱ……がっついてる…よなぁ…?笑
…そんな自分の気持ちと葛藤しながら…(笑)
俺を乗せた電車は、アイツの住んでる駅へと着いた…
…改札を出て、さっき別れたばかりの…可愛いアイツの姿を探す…
次の瞬間…俺の目に飛び込んできたのは…可愛いアイツと…見知らぬスーツ姿の男…!
…アイツ…!
また…ナンパされてんのかよ…!?
慌てて駆け寄る俺だけど、笑いながらその男と話すアイツを見て…ギュッと、胸が締め付けられる…!
…なんだよ…その男…
胸の奥にモヤモヤした気持ちを抱えながら…思わず手をギュッと握りしめる…
…その男の手が、なれなれしくAの腕を掴んだ瞬間…
俺の身体は…勝手に、動いていた…
A「けっ、健太くん…!?」
…俺に手を引き戻され、腕の中でびっくりしたように驚くA…と、スーツ男…←スーツ男って…笑
俺より背の高い、そのスーツ男を睨み付けると…ソイツは笑いながら呟いた…
悟「…ひょっとして…Aの、彼氏…?」
…つーか…勝手に俺の女…呼び捨てにしてんじゃねぇよ…!!
A「…うん…♪」
悟「…へぇ…」
そう言って…上から下まで、俺のことを見定めるスーツ男に、なんだか無性に腹が立つ…!
健太「なんだよ…」
悟「…いえ…別に…俺、Aの幼なじみの悟です…よろしく…」
余裕あります…って感じの笑みを浮かべて、俺の前に手を差し出すけど…握手する必要なんて、俺にはさらさらねーし…それに…
…Aなんて…呼ぶんじゃねーよ…
苛立つ気持ちを抑えながら…俺はAの手を引き、家に向かった…
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青(プロフ) - さおりさん» さおりさん♪イッキ読みしてくれて(笑)ありがとうございます♪ほんっとに嬉しいです♪続編、そろそろ書きたいと思います(*^O^*)待ってて下さいね!! (2014年1月10日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - 読んでてすごくキュンキュンしました/////イッキ読みしちゃいましたw続編楽しみにしてます!! (2014年1月9日 0時) (レス) id: 2d6b95c3ce (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - はい!楽しみにしてます!( ´ ▽ ` )ノ (2013年8月4日 9時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - たなまるさん» たなまるさん♪ありがとうございます☆とっても嬉しいです(*^O^*)続き、書く予定です…もうちょっとしたら(笑)待ってて下さいね~!! (2013年8月3日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
たなまる(プロフ) - 本当にこの作品大好きです!是非続きが見たいです! (2013年8月3日 0時) (レス) id: f774d04b81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年1月13日 12時