幸せはきっと僕の手の中に…2

51話 ページ2

…こんな格好のまま…普通になんて、話せないよ〜!!←笑

健太くんの素肌の感覚にドキドキしながら答えるあたしに、健太くんは口の端をちょっとあげて…クスリと笑う…

健太｢…ばーか…かわいくなんか、ねーよ…｣
そう言って、健太くんは、俯いてるあたしの頬に手をあて…上を向かせる…！

…強引にあたしの頬に触れる、健太くんのキレイな指先に…あたしはまた、イヤでも昨夜のことを思い出してしまう…

…潤んだ瞳で健太くんを見つめると、健太くんは…その瞳をいっそう甘く煌めかせた…

健太｢…かわいいのは……お前のほう…｣

…もう…昨日から…健太くんてば………
かっこよすぎて…ドキドキが、止まんないよ…←えーっ!?笑

…顔を赤くするあたしに構わず、健太くんはあたしの背中に手をまわし、ギュッと強く抱きすくめる…

健太｢…あったけー♪｣

A｢…ん…け、健太…くん…｣
ふいに、健太くんに強く抱きしめられて…思わず声が漏れるあたし…

健太｢…お前、今日…仕事は？｣

A｢…や、休み…｣
息も絶え絶えになりながら、小さい声で呟くあたしに、健太くんはポツリと呟く…

健太｢…お前ってさぁ……普段とぜんっぜん、違うのな…｣

A｢…え？な、何が？｣

健太｢……アノ時の……顔…♪｣

A｢!!!!!!｣
思いがけない…健太くんの言葉に、顔を真っ赤にして言い返すあたし…！←笑

A｢けっ、健太くんの、ばかっ!!｣

…自分だって、別人みたいなくせに〜っ!!

健太くんの腕の中で、そっぽを向くあたしを…優しく見つめ…健太くんは楽しそうに笑った…←イジワルですね…笑

そんな健太くんを、ちょっと唇を尖らせて怒ったように見つめるあたし…
次の瞬間…！
…あたしの身体は、優しく押し倒されて…真上にはまた、健太くんの魅力的な瞳…！

A｢けっ、健太く…｣
………あたしの言葉は…あっけなく、健太くんの甘いキスに遮られた…

健太｢…仕事…休みなんだろ…｣
…あたしを見つめる…健太くんの瞳が潤んだように…揺らめいた…！

…ま、まさか…これって…笑

健太くんの言葉に、目を丸くして顔を赤くするあたし…
そんなあたしをイジワルな瞳で見つめ…健太くんはまた、クスリと小さく笑った…！

健太｢…俺…まだ、全然…足りないんだけど…｣

A｢…そ、そんな〜っ!?｣←笑

…予想外な朝だったけど…笑
やっと、健太くんと結ばれたんだと思うと…なんだか嬉しくて…
あたしは健太くんの広い背中を…そっと抱きしめた…

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