幸せはきっと僕の手の中に…2

50話 ページ1

…心地いい重みを身体に感じて…朝、目が覚めた…

…う、ん…朝かぁ…

A｢…!!!!!!｣
…び、び、びっくりしたぁ〜っ!!←驚きすぎです…笑

…あたしの顔、数センチの距離に…健太くんの、キレイな寝顔…！
…そして、素肌のあたしの肩に…絡まる健太くんの筋肉質な日に焼けた腕に…
あたしの心臓は、破裂しそう…！

…そ、そーだ…あたし、昨日…健太くんと…

昨夜のことが鮮明に思い出されて…あたしは思わず耳まで赤くなる…
身体が、熱い…！

…昨夜の健太くん…まるで、別人みたいで…心臓が飛び出ちゃうかと思うぐらい…ドキドキ、した…

…あたしを見つめる艶っぽい瞳、耳元で囁かれる低い声、強引なキス、乱暴に服を脱ぎ捨てる…そのしなやかな身体…

その全てが、男の人なのに…色っぽくて…普段のやんちゃな健太くんと、全然違うんだもん…

そんな健太くんに、逆らえる…ワケない…
…何度も健太くんに求められて…
気がついたら…朝になってた…

…そっと…健太くんの寝顔を見つめる…

ちょっと口を開けて、すやすやと寝息をたてる健太くん…

…スゴい……カワイイ…♪
こんなにカワイイのに、あの時は…肉食系…なのかなぁ…笑

時折、無意識なのかあたしの肩を抱きしめる腕に…力が入る。
なんだか、大切にされてる感じがして…思わずキュンとする…

…昨日も、凄く…嬉しかった…

『好き、だ…』

…って、言ってもらえて…

ずっと…ずっと、不安だった…
健太くんに彼女になれ…って言ってもらえたけど…
健太くんの、気持ち…はっきり聞いてなかったから…

…アカネさんのことも…ゴカイしてたし…
ほんとに、良かった…♪

…改めて、健太くんの寝顔を見つめる…

A｢…ほんと、カワイイ…♪｣

思わず自然と笑みがこぼれる…
次の瞬間…！

あたしの身体はまた引き寄せられて…
健太くんの胸の中に、しっかりと抱きしめられた…！

A｢…けっ、健太くんっ!?｣

健太｢おはよ…｣
…寝起きのホンワカした健太くんの声に、素肌の胸の感触に…ドキドキが、止まらない…！

A｢…お、おはよう…！｣
…恥ずかしくて、健太くんの顔がまっすぐ見れないあたし…！
そんなあたしに構わず、健太くんはあくびをしながらあたしに問いかける…

健太｢…俺の顔みて、なんか言ってたろ…｣

A｢…えっ、あの…健太くんの寝顔…その…カワイイなぁ…なんて…｣

健太くんの腕の中で、ドキドキしながら呟くあたし…

51話→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す