47話 ページ47
…暫く、涙が止まるまで…健太くんは優しくあたしを抱き締めてくれた。
健太「…だいじょぶ…か…?」
心配そうに、問いかける健太くんの声を耳元に聞きながら…あたしは小さく頷いた…
すると、健太くんはゆっくりと身体を離し…言いづらそうにポツリと呟く…
健太「そっか…あの、さ…」
ひょっとして…いきなり泣き出したから、嫌われちゃった…?
胸が締め付けられるような気持ちで…あたしは思わず、健太くんを見上げる…!
健太「…あの…ここじゃ…恥ずかしくね?」
A「…え?」
照れたように、ちょっと俯き…自分の首に手をやる健太くん…
…恥ずかしい?…何が…?
健太くんの言ってる言葉の意味が分からず…暫し、キョトンとするあたし…←笑
でも!次の瞬間…!
あたしは我に…かえった…!
…ここ…ウチの目の前だった…!!←笑
自分の住んでるアパートの真ん前で、男の子と抱き合って泣いてるなんて(笑)
ご近所サンの視線が…イタイ…←気づくの、遅っ…笑
A「ごっ、ごめんなさいっ!!と、とりあえず、ウチ…入ろ…」
…赤くなる顔を両手で隠し、あたしは健太くんを連れてウチに入った。
…ひとまず、お茶を淹れて…落ち着くあたし達…笑
ソファに座ってお茶を飲む健太くんに、あたしは改めて向き直る…
A「…あんなとこで…突然、ごめんなさい…」
健太「…いや、なんか…あったのか…?」
お茶の入ったカップをテーブルに置きながら、健太くんは首を傾げてあたしの顔を覗きこむ…
…どーしよう…アカネさんと、会ってるとこ…見ちゃったなんて…
それで…不安になってた…なんて、言っても…いいのかな…
健太「…どした?」
口ごもるあたしに、健太くんは優しく問いかける…
あたしは…思いきって…ポツリと呟いた…
A「…この間…一緒にいた…?…アカネさんと…」
健太「ああ…会った…」
…息が詰まりそうなくらい…苦しい思いで呟いたあたしの言葉に、健太くんはあっさりと頷く…!
健太「なんか、仕事で行き詰まって困ってんだってさ…それで、俺んとこに相談にきた…」
…相談…健太くんに…?
…でも、何だかイヤな予感がして…あたしは健太くんにドキドキしながら、問いかけた…
A「…それ…だけ…?」
…すると、健太くんはちょっと俯いて…困ったように呟いた…
健太「…やり直そう…って、言われた、よ…」
…その言葉を聞いて、あたしは頭の中が…真っ白になって…心臓が掴まれたように…痛かった…
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青(プロフ) - ふわり。さん» おはよ~♪健太…キター!!とうとう狼サンになっちゃいましたよ(笑)また夜にボード行くね♪超楽しみ~(>.<) (2013年1月12日 7時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
ふわり。(プロフ) - 青さん» キタ━━(*゚Д゚*)━━!!こんな健太、ドキドキしちゃう〜!狼さんな健太くんに…青さん、私、もう、死にそうです(笑)朝までって…///…悶絶(笑)さっきボード、行ってきたよん♪続き…書いてあるよん♪んふふ♪… ←ヤバイ(笑) (2013年1月12日 6時) (レス) id: 875f5a6a90 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - ふわり。さん» おはよ~♪…そーなの…健太…カワイイでしょ♪ボード、待ってる~(>.<) (2013年1月11日 7時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
ふわり。(プロフ) - 青さん» 健太の不器用な愛の告白にキュンキュンくる~。しかも抱きついてくる主人公チャンにたまらなくなっちゃってぇ♪←喜びすぎ(笑)んふふ…いい雰囲気♪後でボード行くね!今日は続き…書きますよ~(笑) (2013年1月11日 7時) (レス) id: 875f5a6a90 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - ふわり。さん» おはよ~♪そーなんだよ♪健太…男前なの~(>.<)…男前…智…後でボード行く~!! (2013年1月10日 8時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2012年11月26日 3時