32話 ページ32
…吹き出したコーヒーの口元を手の甲で拭いながら、健太くんはちょっと怒ったようにあたしを見つめる…
健太「…ば、ばかっ!…あんなクソ親父、見せれるかっ…」←コラコラ…笑
そう言うと、健太くんはちょっと言いづらそうにポツリと呟いた…
健太「…そ、それに……男の家にくるって……どーゆーコトか…分かってんのかよ…」
A「ん?…どーゆーコトって?」
話しの意味が分からず、首を傾げて健太くんを見つめるあたし…←ほんと…しっかりして下さい…笑
いまいち、話しの分からないあたしに、健太くんはため息をついた…笑
健太「…べつに…もういいよ…笑」
ちょっと拗ねたように笑う健太くんに、あたしは慌てて問いかける…!
A「そ、そーだっ!健太くんに見せたいものがあるのっ♪」
健太「…なんだよ…」
興味なさそうに、タバコに火を点ける健太くんの隣であたしはテレビのリモコンを手にとった…
……次の瞬間…
陽気な鐘の音とともに、健太くんの姿がテレビに映し出される…!
そして!咳き込む、隣の健太くん…笑
A「一緒に、見たかったの♪」
満面の笑顔で健太くんを見つめるあたしとは、正反対に…健太くんの顔は…青くなっていた…笑
健太「………おまえ〜っ!やめろよ〜っ!!」
あたしの手からリモコンを奪おうとする健太くん!
A「一緒に、見たいんだもん!」
健太くんにリモコンを奪われないように…必死のあたし!←何やってんですか…笑
あたしの手の中にあるリモコンを引っ張る健太くん…
その時…!!
A「きゃ…」
健太くんの強い力に引っ張られ、あたしの身体は…健太くんの広い胸に…抱き止められる…!!
…お互いの、息が止まるのが…分かった…
…細いけど、男の人って感じの腕に…心臓が、止まりそう…!
健太くんの息づかいが聞こえるくらい…近くて…ど、どうしよう…
あたしはそっと…顔をあげる…
そこには、息がかかるほど近くに…健太くんの揺らめく瞳…
…テレビから聞こえるはずの童謡も、聞こえない…
…感じるのは、健太くんから伝わる体温と、胸の鼓動だけ…
…このままずっと…健太くんの腕の中に、いたい…
あたしは思わず…健太くんの服を掴む…
…次の瞬間…!
大音量になる、テレビのボリューム…!
健太「わっ!!」
…どーやら、健太くんが力いっぱいリモコンを握りしめてしまったらしい…
…テレビのボリュームを下げて、あたし達二人は顔を赤くしながら…コーヒーを飲んだ…
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青(プロフ) - ふわり。さん» おはよ~♪健太…キター!!とうとう狼サンになっちゃいましたよ(笑)また夜にボード行くね♪超楽しみ~(>.<) (2013年1月12日 7時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
ふわり。(プロフ) - 青さん» キタ━━(*゚Д゚*)━━!!こんな健太、ドキドキしちゃう〜!狼さんな健太くんに…青さん、私、もう、死にそうです(笑)朝までって…///…悶絶(笑)さっきボード、行ってきたよん♪続き…書いてあるよん♪んふふ♪… ←ヤバイ(笑) (2013年1月12日 6時) (レス) id: 875f5a6a90 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - ふわり。さん» おはよ~♪…そーなの…健太…カワイイでしょ♪ボード、待ってる~(>.<) (2013年1月11日 7時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
ふわり。(プロフ) - 青さん» 健太の不器用な愛の告白にキュンキュンくる~。しかも抱きついてくる主人公チャンにたまらなくなっちゃってぇ♪←喜びすぎ(笑)んふふ…いい雰囲気♪後でボード行くね!今日は続き…書きますよ~(笑) (2013年1月11日 7時) (レス) id: 875f5a6a90 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - ふわり。さん» おはよ~♪そーなんだよ♪健太…男前なの~(>.<)…男前…智…後でボード行く~!! (2013年1月10日 8時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2012年11月26日 3時