【歌い手】独り占めしたい！【うらたぬき】

独占欲 10 ページ12

Aside




な ん か 逃 げ ら れ た






何故か未だに歓声をあげている男子達。







走り終わった人の列に並ぼうとして男子達のいるところに向かった。








「だーめ」









そんな声が聞こえたと同時に反対側の木陰に連れて行かれた。









『…んだよたぬき』←









「ん？なに、怒ってんの？」









『疲れたから休みたい。』









「…はー……ここで休んでろ。あんまあっち行くな







誰だって目のやり場に困る」←








そう言うとジャージを放り投げられる。








『これじゃ暑い』








さすがにこれを着るのは…と思っていると








「お前、気付いてないなら言うけど汗で凄いことになってるぞ？」









そう言われて体を見れば案の定ベタベタだった。









…汗が冷えて風邪引くってことか？←









『あー…なる。…ありがと。』








「ん。」

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