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小芭内が最終選別を受けに行き5日が経つ。
私はいつもと変わらず鬼を狩る。

刀に付いた血を飛ばし鞘に収めると、肩に鴉が乗ってきた。








「今日ハ、コレデ終ワリダ。帰ルゾ」



「そうだね、早く帰ろっか」








肩に乗っている鴉と他愛もない話をしながら歩いていると空に鎹鴉が飛んできた。
その鴉が言った言葉に私は目を大きく見開く。









「上弦!!!北東ノ町ニ上弦ノ鬼!!!
派遣サレタ隊士ハ全滅!!柱ハ早急ニ向カウベシ!!!温和A早急ニ向カウベジ!!」








それを聞いた私は走り出す。
刀に触れ、伝達をしに来た鴉に着いて行く。


走ること数分。町を見て私は驚きのあまり目を見張る。
目の前にはたくさんの屍、町はめちゃくちゃだ。

すると何処からか短い悲鳴が聞こえた。
私は直ぐに刀を抜き、その悲鳴の元へ向かう。

そこには女の隊士に噛み付いている鬼の姿。
私に気付いた鬼は隊士をその場に捨て、こちらを向いた。


月光に照らされる鬼
私はその姿を見て目を大きく見開いた。









" かわ___女の_____だ___ "









ずっとノイズが入っていたあの時(・・・)の光景が鮮明になっていく。

呼吸が乱れる、自然と刀を握る力が強くなる。
そして鬼の声を聞いた瞬間、ノイズは一瞬で全て消えた。









「あれぇ、また来たの?可愛い女の子だねぇ(・・・・・・・・・)



「おま、えは……!」








その声を聞いたのと同時に、あの時の光景が頭の中を駆け巡る、蘇ってくる。

"上弦 弐 "と目に刻まれている文字。

コイツだ、私の両親を殺したのは。私の"幸せ"を壊したのは。









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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月19日 6時) (レス) @page49 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
りと - めっちゃ好きです♥更新頑張ってください!! (2022年1月24日 21時) (レス) id: 2ccb8f6bcc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです! (2021年9月29日 0時) (レス) @page49 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
チハル(プロフ) - 続編も楽しみにしてます (2021年9月22日 18時) (レス) @page49 id: e4687a0a1e (このIDを非表示/違反報告)
love - こっっ、こんにちは!すっっっ、好きです!(唐突)更新頑張ってください! (2021年9月21日 16時) (レス) @page48 id: b68826d87c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コンペーと | 作成日時:2019年12月27日 0時

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