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誕生日会まであと1日。
3日前誕生日を迎えた時は槇寿郎さんが酒を持ってきてくれたり隠のみんなが花束をくれたり…たくさんの人にお祝いされた。
小芭内は私が以前から気になっていた西洋のお店に連れて行ってくれてパンケーキをご馳走してくれた。
小芭内と鏑丸3人で出掛けたのは久しぶりでとても楽しかった。
だけど、黒い影は何処までも私に付き纏う。
「Aちゃんこの前20歳の誕生日を迎えたんだって?早いもんだねぇ、あんなに小さかったのに」
「大袈裟ですよ。おばさん」
町に来ていた私はたまたま会ったおばさんと話をしていた。町に来るとみんなが気さくに声をかけてくれる。
買い物を済ませた私は屋敷に帰ろうとおばさんに別れを告げようとするが、それと同時に何処からか悲鳴が聞こえた。
悲鳴が聞こえた方へ向かうとそこには、忘れたくても忘れられないその姿。
「わぁ!やっと見つけたよ!」
私を殺そうとした鬼。上弦の弐がそこにいた。辺りには子供や女性など複数の人が血を流し倒れていた。
おばさんに声をかけられ私は正気を取り戻す。
「…おばさん、この子連れてここから離れて」
「何言って…!Aちゃんはもう鬼殺隊員じゃないだろう!!アンタも逃げよう!」
「違うよ、おばさん」
私は気を失い倒れている女の子に自分の羽織りをかけ、おばさんに女の子を預ける。
そして荷物をその場に置き、腰にある刀を抜いた。
「死ぬまで私は鬼殺隊の一員だ。それに刀もある。
これでも元柱。それにアイツは私が斬り損ねた鬼だ、落とし前をつけないと」
「いけない、待つんだ!Aちゃん!!」
おばさんの言葉を無視して私は上弦の元へと向かった。
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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月19日 6時) (レス) @page49 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
りと - めっちゃ好きです♥更新頑張ってください!! (2022年1月24日 21時) (レス) id: 2ccb8f6bcc (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです! (2021年9月29日 0時) (レス) @page49 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
チハル(プロフ) - 続編も楽しみにしてます (2021年9月22日 18時) (レス) @page49 id: e4687a0a1e (このIDを非表示/違反報告)
love - こっっ、こんにちは!すっっっ、好きです!(唐突)更新頑張ってください! (2021年9月21日 16時) (レス) @page48 id: b68826d87c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コンペーと | 作成日時:2019年12月27日 0時