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夜遅く、大きな屋敷を一人で歩く
以前は布団に寝たきりだったが体調も良くなってきた
俺は未だにお姉さんの名前を知らない。聞いてもうまくはぐらかされてしまう
黒子の人達はお姉さんのことを“ 水柱様 “と呼んでいる
寝床に戻る途中、俺の面倒を見てくれている黒子の人達の会話が耳に入った
「温和様はほんとうにあの少年を師範の方に…?」
「温和様本人がそう言っているんだ
きっとそうなんだろう」
俺は曲がり角で止まりその場で話を聞く
温和様、それはきっとお姉さんのことだ
俺は別の所に連れて行かれるのか?
それを理解したのと同時にドクドクと、鼓動が早くなる
「温和様がさ、言ってたんだよ
“ 私といたらあの子は幸せになれない、鬼のことなんて忘れて幸せに暮らすべきなの。私じゃあ駄目なの “って」
「そう……あっ!?ちょっと!?」
それを聞いて俺は屋敷から飛び出した
黒子の人達の言葉を無視して、そのまま走り続ける
分からない道をただ走る
優しくしてくれたのも全部嘘?
俺は邪魔だった?
…所詮、俺は屑の子。俺も屑だ
色々な想いが頭の中を駆け巡る
違う、あの人は、お姉さんはそんな人じゃない
初めて信用できると思った人
俺は___
曲がり角を曲がろうとすると誰かにぶつかり、俺はそのまま尻もちをつく
涙が出そうになり下を向く
すると聞き覚えのある声がした
「小芭内?」
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彩豊(プロフ) - こんにちは!凄くおもしろかったです!これからどんな展開になるか気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張ってください!応援してます☆彡 (2022年10月19日 6時) (レス) @page49 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
りと - めっちゃ好きです♥更新頑張ってください!! (2022年1月24日 21時) (レス) id: 2ccb8f6bcc (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - こんばんは!とても続きが気になり、どうなるんだろうととてもわくわくする面白い作品ですね!続きが読みたいです! (2021年9月29日 0時) (レス) @page49 id: 917c4d3c4b (このIDを非表示/違反報告)
チハル(プロフ) - 続編も楽しみにしてます (2021年9月22日 18時) (レス) @page49 id: e4687a0a1e (このIDを非表示/違反報告)
love - こっっ、こんにちは!すっっっ、好きです!(唐突)更新頑張ってください! (2021年9月21日 16時) (レス) @page48 id: b68826d87c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コンペーと | 作成日時:2019年12月27日 0時