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「てっきりさ、禪院のジジイが恵くんの居場所突き止めてアンタを送り込んだのかと思った」
「なに？それで私が恵を禪院家に拉致しようって？んなわけあるか。もう長いことクソ親父には会ってないっての」
そう言いながら膝に手をつきゆっくりと立ち上がる。他人だと思っていた子がいとこの子供だった。恵は私のいとこ姪ってことか。
「恵はなんて？」
「津美紀ちゃんって子がそこに行けば幸せになれるのか、だってさ。それはないって断言しといたけど良かった？」
「良いに決まってるでしょ。まあ、恵がそこ行きたいって言ったとしても無理やり2人連れて逃げるけどね」
「逃げる？アンタ1人で2人を？無理でしょ」
「いや、家の奴ら石にしてでも2人は逃がす。恵はともかく、津美紀があんな所に連れてかれたら私より酷い扱いを受ける。それだけは絶対駄目だ」
「だから、あの2人は私の命を懸けてでも絶対に逃がす」自分でもぞっとするほど低い、押しこもった声。それを聞いた五条悟は愉快そうにのどを鳴らして笑いながら私を見た。
「アンタ本当に三級？そこら辺の禪院より強いでしょ。『見たら石にしちゃう』それってさ____」
「ちょ、やめっ」
「そいつらがアンタより弱いからだろ。石化する条件は『自分より弱いこと』。現にアンタの目を見たのに僕は石化してないしね」
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海(プロフ) - おもしろい！！主人公が姉貴って感じなのがもうたまらん！ほかの小説も読んでます！頑張って下さい！続きまつ待てます！ (2022年1月6日 18時) (
レス) @page26 id: 5a4a023340 (このIDを非表示/違反報告)
Anya(プロフ) - これおもろいなぁ！こーゆー設定の話好きやわぁ！……続き待っとります。 (2021年10月27日 21時) (レス) @page26 id: f79d6adc42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きが気になるー (2021年7月22日 20時) (レス) id: be99c0bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コンペーと
| 作成日時：2021年4月7日 17時
