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「そっれにしても君たちの親御さんはどういう神経してんのかねぇ。あ、煙草は吸わない方がいっか」
取り出した煙草をしまいご飯を食べている2人を見る。いやてか育児放棄では?普通に捕まるのでは?
「親御さんに連絡した?」
「最初はしたんですけど、出てくれなくて…電話はそれっきりです」
「クソ親じゃん」
津美紀ちゃんが作ってくれた肉じゃがを食べ、眉間に皺を寄せ私はそう言う。そしてビールを飲みながらこう呟いた。
「いつの時代も親はやっぱクズでクソなんだなぁ」
「Aさんの親も俺たちみたいな感じなの」
「んーいやぁ、なんて言うのかな。私の親っつーか、私の周りにいた大人みーんな才能大好きマンだったからさ、才能ゼロの私は親からも兄弟たちからも落ちこぼれ扱いされてたんだよね」
「ってことは親だけじゃなくて家族全員クソってことになるか?」そう言いながら空になったビールの缶を潰し、また新しくビールを開ける。
「なんか、ドラマみたいですね」
「下手したらドラマなんかより酷いかもな〜。
まあ…だからさ、お互い助け合って生活してる津美紀ちゃんと恵くんはすっごく偉いよ」
血繋がっていないこの子たちは本当凄いな、まだ小さな子どもなのに。血繋がってるはずの私たち家族とは大違いだ。
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海(プロフ) - おもしろい!!主人公が姉貴って感じなのがもうたまらん!ほかの小説も読んでます!頑張って下さい!続きまつ待てます! (2022年1月6日 18時) (レス) @page26 id: 5a4a023340 (このIDを非表示/違反報告)
Anya(プロフ) - これおもろいなぁ!こーゆー設定の話好きやわぁ!……続き待っとります。 (2021年10月27日 21時) (レス) @page26 id: f79d6adc42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きが気になるー (2021年7月22日 20時) (レス) id: be99c0bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コンペーと | 作成日時:2021年4月7日 17時