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51日目 ページ6

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ツギハギは大きく膨らむ。
悠仁くんは逕庭拳で殴ったが風船が割れるようにツギハギは破裂した。

破裂したのと同時に七海さんと私は排水口に走り出す。








「バイバぁ〜イ。楽しかったよ」

「クソッ!!」







私は呪力を篭めた足で、七海さんは鉈で排水口ごとツギハギを攻撃したが逃げられてしまった。
七海さんは猪野さんに連絡をし、私は腰に付いてるホルスターから巻物を取り出し呪力を篭める。









「戯画操術 『鳥獣戯画 甲巻(こうのまき) 鼠』
みんなツギハギの呪霊を追って、お願い」









巻物からたくさんの鼠を呼び出しツギハギを追うよう指示をした。私の言葉を聞いた鼠たちは排水口に入っていく。

鼠たちが入っていくのを確認した私は悠仁くんの方を向いた。が、悠仁くんはゆっくり前に倒れていく。それを見た私はすぐに悠仁くんの元へ向かった。









「私達も追いましょう____!」


「___ッぐ!悠仁くん!!」

「虎杖くん!!」









地面に倒れる寸前のところで悠仁くんを抱きとめることが出来た私はそのままゆっくりと悠仁くんを横にする。








「虎杖くん!虎杖くん!」

「伊地知さんは…!いや、待てない!硝子さんのとこに悠仁くん連れていきます!!」

「分かりました、私は奴を追います。狩野さん、虎杖くんを頼みます」

「はい!」








七海さんはそう言い去っていく。私は鷹を呼び出し気を失っている悠仁くんを鷹に乗せ、高専に向かうよう指示をした。

私は腕の中にいる悠仁くんを見る。
手や体は穴だらけ、顔色も悪くなってきた。私じゃどうしようも出来ない、硝子さんじゃないと。

悠仁くんの肩をぎゅっと握り私はこう呟いた。









「…死んじゃ駄目だからね悠仁くん」









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せう(プロフ) - 不穏が漂ってきてしまってきたな、、、、いやだあああああ!!!(楽しみにしてます) (2021年4月15日 23時) (レス) id: 71865eb671 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 過去編の話をみてみたいです。 (2021年4月15日 23時) (レス) id: 226fa6ece3 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 更新楽しみにしてます。頑張ってください (2021年1月21日 19時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
あかり510 - フォォォォォォォォォォォォオオオオ!!!!続編おめおめです〜!!これからも無理しない程度に更新頑張ってください!^ - ^((矛盾 (2021年1月17日 11時) (レス) id: 3f067938ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コンペーと | 作成日時:2021年1月17日 1時

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