/部活 ページ19
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「 ああ！ 」
「 ん？ 」
スマホの画面を見た瞬間、ドッと冷や汗が出てきた。
そんな私をキヨが心配そうに見てくる。
「 …部活の開始時間まであとちょっとしかないよ… 」
「 ええ！？まじで！？ 」
キヨも驚いた顔で私のスマホを見た。
そんなことより、私、千笑ちゃんに怒られちゃう…！
「 ごめんねキヨ！私怒られるとやばいから…！ 」
「 おう！いってらっしゃい！俺も行ってくるわ！ 」
「 うん！ 」
キヨに別れを告げて、猛ダッシュで部活に参加した。
なんとか、ギリギリ間に合って、千笑ちゃんに笑いながら小突かれた。
千笑ちゃん、笑ってるけど力が強かった。
痛かった。
「 痛いよ千笑ちゃんん…！！ 」
「 だってAが悪いんだもん！ 」
「 ごめんって…！ 」
ぷんすかと千笑ちゃんは怒ってしまったけど、すぐあとにはへにゃーっと笑って許してくれた。
千笑ちゃん、怒ると怖いんだよなあ…。
本気で怒ってなくてよかった。
「( 部活、やっぱり楽しいな… )」
きっと、キヨがいたらもっと楽しいんだろうな。
勝手に考えてドラムを叩きながらふふふっと笑う。
歌っていた勇輝くんに変な目で見られたけど、そこまで気にしなかった。
キヨ、軽音だったらボーカルギターかなあ…。
でも、ベースもドラムも全部似合うんだろうな。
「 あるーわけないか……崎原、まじで大丈夫？ 」
「 ンッ！？ 」
勇輝がサビを歌い終わった瞬間に、私を心配して声をかけてきた。
ずっと上の空で叩いてたから、かけてくるのも当然か…。
「 大丈夫！ごめんボーッとしてたの 」
「 そ、そう？ 」
ならいーんだけど、なんて言って勇輝は再度歌い出した。
だめだ…キヨのことで頭がいっぱいだ。
もっと気持ち切り替えないと…。
「( キヨのばあああああか！！ )」
何もしていないのに、キヨのせいにしたくて。
頭の中で盛大に叫んだ。
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K原(プロフ) - 隣の立花さんさん» ありがとうございます！！励みになります！！ (2018年3月22日 22時) (
レス) id: 5365605382 (このIDを非表示/違反報告)
隣の立花さん - めちゃめちゃ面白いです！！！！これからも頑張ってください！！応援してます！ (2018年3月22日 19時) (レス) id: 9aa4804040 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K原 | 作成日時：2018年3月19日 14時
