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「ありがとう!わざわざ家まで送ってくれて…」
夕方が夜に染まる蛍光灯と
銀色に光る、ピアス。
Aの姿をたっぷりと、映す。
「いいよ、これくらい」
「じゃ、じゃあね…!」
「うん、じゃあね」
俺はAに背を向け、ゆっくり足を運ぶ。
すこしだけ、振り向いてもいいかな。
「やっぱり待って!!赤葦くん!!」
Aは俺を優しく振り向かせてくた。
「ん?なに?」
大きく目を開いて、顔は若干、赤い。
「…あっ…えっと……!ばいばい!」
Aは恥ずかしそうに、俺に手を振る。
Aの前髪がさらりと揺れて、可愛くて、
華奢で、でもやっぱり情けない感じ。
「うん、ばいばい」
Aの視線を目に焼き付け、
カバンをもう一度肩にかけ直す。
嬉しい感情を足に巡らせ、
俺は小走りで駆けだしていた。
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このこな(プロフ) - 右京大河さん» コメントありがとうございます!この小説はエモいをテーマに沿い、夢主の独特は雰囲気がでていたなら嬉しいです。右京大河様にコメントを貰えるなんて(作品拝見しています!)幸せ者です…またレスの使用方法を教えていただきありがとうございます!笑 (2020年8月5日 18時) (レス) id: 6f020aec50 (このIDを非表示/違反報告)
右京大河(プロフ) - 読み進めていました。本当に人様の恋愛を盗み見したような気分です。本当に短期間での更新、完結お疲れ様でした。またお節介になりますがコメントお返事する際は(レス)というところを押してから打つとその方宛にお返事出来ますので宜しければご活用下さい (2020年8月5日 18時) (レス) id: e1e61173bd (このIDを非表示/違反報告)
右京大河(プロフ) - 柔らかい雰囲気の夢主ちゃんが舌ピアスだけでなく軟骨などにも空けているの刺さりました。実際そういう女の子見かけるので作者様がそういうタイプの方なのかそれとも周りにそういうタイプの方がいらっしゃるのか分かりませんが「こういうこいるよな〜」と思いながら (2020年8月5日 18時) (レス) id: e1e61173bd (このIDを非表示/違反報告)
右京大河(プロフ) - 初めましてコメント失礼致します。題名の語呂の良さと舌ピアスに惹かれ読み始めました。完結おめでとうございます。赤葦くんと夢主ちゃんの何とも言えない2人だけの世界観とても良かったです。 (2020年8月5日 18時) (レス) id: e1e61173bd (このIDを非表示/違反報告)
このこな(プロフ) - すてきなコメントをありがとうございます!赤葦くんのピアス姿見てみたいですね…コソ (2020年8月2日 20時) (レス) id: 6f020aec50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:このこな | 作成日時:2020年7月24日 11時