H47 ページ47
久しぶりに大毅と一緒に実家に帰ってる。
あのあと、流星と淳太先生としんみり話してたら、あっくんとのんちゃんが混ざって更に思い出話に花を咲かせた。
あっくんがいきなり泣き出すから、皆んなつられて号泣。
普段おちゃらけてる�陲舛磴鵑搬腟�に心配された頃にはもう夜遅くて、お開きになった。
春の風に顔を冷やして隣に目を向けると不安げに俺を見つめる大毅と目が合った。
「どうしたん？」
「俺とものこと大好き。
ずっと大切にする」
「大毅…？」
「皆んなと別れるの、
寂しくて不安やったやろ？」
「…」
「俺ずっとともが好きやったから、思いが通じ合えたこと今でも夢みたいやねん。
今まではともがおらんくなったらって、
不安で魘されてたり、淳太に泣きついたこともあった」
前に大毅が寝言で"そばにおって"って言ってたのって、俺のこと…？
体育祭の後に淳太先生に話してたこともそうだったん…？
手を引かれて大毅の腕の中に収まって、額をくっつけたら声が身体に響いた。
「今はこうやって抱きしめられることめっちゃ
嬉しくて、やっぱりともが好きやなって思うねん。
だから、どこいっても大切にしたいし寂しい思いはさせたくないねん」
「俺やって、大毅じゃなきゃ嫌や。
毎日ぎゅってして、
…キスして欲しい」
「当たり前やろ」
「…んっ、」
言葉を繋げる前に大毅に唇を塞がれてそっと瞳を閉じた。
「…とも、もっとっ…」
唇を重ねると止まらなくなるのは大毅の癖なのか、求められてるようで胸の鼓動が速くなる。
どのくらいそうしてたのか、唇が離れる頃には肩で息をしていた。
大毅は俺の首元にちくんと少しの痛みを与えて離れた。
「いたっ、なに…？」
「しるしつけた。
誰にも触らせたくないから」
「…大毅以外触られへんもん」
「知らんやろ、とものこと狙ってるやつ多いこと」
「…へ？」
「可愛いから心配でたまらんねん」
「大毅やってモテるくせに。
俺心配やもん…」
「大丈夫、俺は好きなのも、キスしたいのも、えっちしたいのもともだけやから」
「そ、そこまで言わなくて良いねん！
大毅のあほ！」
大毅完全に酔っ払ってる…。
2人きりになるとすぐに身体を触ったり、キスするんやから。
そりゃ嬉しいけど、素直に言われへん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はち(プロフ) - たまごんさん» ありがとうございます！そう言っていただくと励みになります！次回作今週中にアップしますのでよろしくお願いします。 (2022年5月16日 20時) (
レス) id: e8c998e3c3 (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - コメント失礼致します。最近の私の楽しみと癒しでした！！本当に素敵なお話有難うございます。これからも応援させて下さい。 (2022年5月16日 17時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
Terrible(プロフ) - はちさん» ありがとうございます🙇♀️ (2022年4月15日 22時) (レス) id: 4d7c449ef7 (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - Terribleさん» 過去の作品は只今リメイク中です。終わったら鍵外す予定です！ (2022年4月15日 20時) (レス) id: e8c998e3c3 (このIDを非表示/違反報告)
Terrible(プロフ) - はちさんの、作品を読みたいのですがパスワードが分かりません💦教えて頂けますか？ (2022年4月15日 18時) (レス) id: 4d7c449ef7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はち | 作成日時：2022年4月10日 19時
