S25 ページ25
「大毅が好きなのは、兄弟やし普通やん？」
「そうやね。
また２人で仲良く出来そう？」
「うん…
俺、キスされた時は嫌やし怖かった。
いきなりなんやねんって、
でも大毅が寝ぼけてただけなんちゃうかなって。
てか、そう思いたいのかも。
あれからちゃんと話してないけど、
今はやっぱり前みたいに戻りたいねん。
兄弟として、大好きやから」
「そっか、
もしも大毅がとものこと恋愛的な意味で好きやったらどうする？」
「…それは、
ないと思う」
「可能性はゼロやないで？
知らん一面を見たわけやし
前みたいに戻りたいんなら
その可能性も考えておいた方が良いと思う」
大毅が俺を恋愛的に好き？
じゃあまたキスしたり、もしかしたらその先のことも望んでるかもしれないってこと？
・
正直、想像出来へん。
今まで親友みたいな距離感だったから、そうゆう思いに答えられないと思う。
「もし、大毅の思いが聞けたときにこれからも一緒にいたいか、もう仲良くなれへんのか決めたら良いんじゃない？」
「そうやね…」
もし大毅が俺のこと�陲舛磴鵑慮世δ未蟾イ�やったら…？
本当のこと知るのが怖い。
でも大毅の想いを聞かないと何も始まらない。
・
中間テストは大毅からもらったテスト用紙で難なく乗り越えた。
そして今はあと２週間後に迫った文化祭の準備をしている。うちのクラスはお化け屋敷。
みんなに見てみてって、流星が本番さながらのフランケンシュタインのメイクではしゃいでいた。
俺は血糊をたっぷりつけて他多数とともにゾンビに扮する予定。
「とものゾンビもう誰かわからんよな。
あ、でも大毅はわかるか？」
「多分…
本番はもう少し抑えめのメイクがいいけど」
「そういえば、大毅のクラスってなにやるん？」
「え？
…えーと、なんやったっけなぁ。
食べ物系かな？」
「聞いてへんの？
…まあええわ、一緒にいこうな」
流星はちょっと不思議な表情してるし、何か勘づかれたかも。
もう文化祭なんて早く終わってしまえば良いのに。
ふと中庭を見ると３年生がパネルと装飾の準備をしていた。
その中には大毅もいて、友達に囲まれていつものように笑ってる。
見ていると数人の女子が大毅に声をかけてきて、カチューシャどの色が良いか相談しているようだった。
大毅にピンクがいいよって言われて嬉しそうにしている。
その後も女子にアドバイスを求められて丁寧に対応してた。
前からなんやろうけど、大毅はモテるんやな。
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はち(プロフ) - たまごんさん» ありがとうございます！そう言っていただくと励みになります！次回作今週中にアップしますのでよろしくお願いします。 (2022年5月16日 20時) (
レス) id: e8c998e3c3 (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - コメント失礼致します。最近の私の楽しみと癒しでした！！本当に素敵なお話有難うございます。これからも応援させて下さい。 (2022年5月16日 17時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
Terrible(プロフ) - はちさん» ありがとうございます🙇♀️ (2022年4月15日 22時) (レス) id: 4d7c449ef7 (このIDを非表示/違反報告)
はち(プロフ) - Terribleさん» 過去の作品は只今リメイク中です。終わったら鍵外す予定です！ (2022年4月15日 20時) (レス) id: e8c998e3c3 (このIDを非表示/違反報告)
Terrible(プロフ) - はちさんの、作品を読みたいのですがパスワードが分かりません💦教えて頂けますか？ (2022年4月15日 18時) (レス) id: 4d7c449ef7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はち | 作成日時：2022年4月10日 19時
