Ep:86 ページ36
本当は、こっそり気づかれない様にジョングクを目に焼き付けて帰るつもりだったのに…
どうして私を見つけたの…
決心が揺らいじゃうじゃない…
最後くらいは笑顔で別れたかったのに最悪だわ…
結局泣いちゃうんだから。
私は、会場から漏れる最後の曲を聴きながらタクシーに乗り、空港へと向かった。
タクシーに乗ってもポロポロと流れる涙。
運転手「お客さん？」
「あ、ごめんなさい。何でもないです。大丈夫ですから…」
別れなんて沢山経験してきたから大丈夫だと思っていたけれどそうはいかないみたい…
ここには、思い出が詰まり過ぎて息苦しい…
私は静かに目を閉じ、もう考えるのをやめた…
………………
運転手「あー。混んでるな。」
『あと、空港までどのくらいですか？』
運転手「もうすぐなんだけどね。」
携帯の時間を見ると、8時50分…
あと10分か…
『運転手さん！ここで降ります！！』
運転手「え？ここでかい？」
『はい！ここから走っていきます！』
運転手「兄ちゃん気を付けてな！頑張れよ！」
運転手さんにお礼を言って、タクシー代を払い、混雑する道路を必死に走った。
もう少しだ
間に合ってくれ
空港の出国ロビーを目指して必死に走った…
『ヌナ！！』
必死に叫ぶ。
周りが不思議そうに振り向くけれど、そんなの気にしない。
『A！！』
だめだよ。
行かないで。
まだあなたに僕の本当の気持ちを伝えてない。
どれだけあなたを必要としているのか…
どれだけ愛しているのかを…
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みんち(プロフ) - これからも頑張ってください♪ ユンギいいいい！ (2017年1月19日 17時) (
レス) id: fce98acc68 (このIDを非表示/違反報告)
Chim(プロフ) - みんちさん» 感動してくださったなんて( ；∀；)ありがとうございます！頑張ります！！ (2017年1月17日 21時) (レス) id: e1d63ebe25 (このIDを非表示/違反報告)
みんち(プロフ) - とてもいい作品ですね(＞＜)感動します！ (2017年1月17日 18時) (レス) id: fce98acc68 (このIDを非表示/違反報告)
Chim(プロフ) - 日向さん» ありがとうございます( ；∀；)至急外してまいりました！これからも読んでいただけたら嬉しいです( ；∀；)も (2017年1月4日 13時) (レス) id: e1d63ebe25 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - 私も小説を書かせて頂いていますが、作者様ほど上手く書くことは出来ません。次の更新、楽しみにしてます。頑張ってください。ただ、オリフラは外さないと違反なので…。違反で見れなくなるのは嫌なので、宜しくお願いします。 (2017年1月4日 13時) (レス) id: d5d017206e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chim | 作成日時：2016年11月6日 21時
