第１０章:�� ページ6
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「そんな…………冗談…ですよね？そんな……」
「オレも、最初は信じられなかった。でもわ姉さんに聞いて、本当なんだって。…写真とオルゴール、あれ姉さんが送ったらしいんだ。」
「そんな………うそ……………」
じゃあ、
私は、
好きになっちゃいけない人に、
恋…………したの？
「私……お兄ちゃんを捜すためにわざわざ男装してまでここに入って、ずっと捜してきて………それが…お兄ちゃんが………」
「……でも、オレ………Aちゃんの事、好きだよ。……妹でも…………」
「基山…先輩……」
そんな事実、どうやって受け止めれば良いの？
お兄ちゃんを捜しにこの学校に入って、でも、気がついたらお兄ちゃんじゃなくて、基山先輩の事ずっと見てて…
やっぱり、ズルいよ……神様……………
「だから、オレ達……関係を、絶った方がいいのかもね。」
「そんな…そんなの、やだよ………。だって、だってぇ………」
苦痛に似た声を漏らす。
それと同時に、温かいものがさっきからずっと布団のシーツにぽたぽた落ちていく。
「だって…基山先輩は……私にとって大事な………大事な人なのに…」
「……オレ達、関係を持たない方が良かったんだね。オレが最初から知っていれば、こんな事にはならなかったのに…ごめん。」
そんなに………謝られても………………
私………
こんなに大好きなのに…………
お兄ちゃんだから、
相手がお兄ちゃんだから、恋をしちゃいけないの……？
「ごめん、Aちゃん…。本当に……」
「っうぅ……ｽﾝ………うっ…………」
私の震える声に、基山先輩はずっと「ごめん」と言い続けた。
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コウ様(プロフ) - 早織さん» はじめまして、コメントありがとうございます！この作品の意図としては、最後の章の最後の段落の文に着目していただければなぁと思います♪駄作しかございませんが、ぜひ他の作品も読んでみてください！ (2018年4月30日 14時) (
レス) id: 73cb64b93d (このIDを非表示/違反報告)
早織(プロフ) - 全て読ませて頂きました！とても読みやすくて面白かったです(*^^*)コウ様さんの考えた何かには気づけなくて今凄く気になってます！笑 他の作品も読ませて頂きますね♪ (2018年4月30日 12時) (レス) id: a631cd4344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コウ様 | 作者ホームページ：http://id37.fm-p.jp/484/eleven02/
作成日時：2017年3月27日 0時
