第70話 ページ22
辰『たまたま廊下で会ったからさ
俺が誘ったの』
ね、と一瞬 私と目を合わせた辰哉先輩に
小さく頷いた
背の高い人達に囲まれてるから
見上げたままの首は 痛くなる
すると、
表情ひとつ変えないままの岩本先輩が
照『俺ら、次の授業移動教室だから
そろそろ行くわ』
" じゃあ、また "
そう言って 軽く微笑んでから 歩き出す
岩本先輩に続いて
辰哉先輩も歩き出した
真横を通り過ぎて行った、
岩本先輩の 香水の匂いが鼻を掠めて
一瞬の出来事だったのに
何故かその匂いが頭から離れない
私の横を通り過ぎる時、
辰『また誘うね』
小さな声で呟いた辰哉先輩が
私の頭に ぽん、と優しく手を置いて
その手が 私の髪を撫でるように
さら、と離れて行く
辰『ふたりも、またね』
辰哉先輩が 蓮とラウールくんに優しく笑うと
ふたりも 同じように笑顔を見せて
会釈をした
振り向くと
横並びで歩く 大きな二つの背中は
どんどん遠くなり 見えない程 小さくなって行く
蓮『深澤くんってさ、
Aのこと好きでしょ』
ふと、そう言った蓮に対して
慌てて否定する
「まさか、絶対に無い無い、」
あんな魅力的で素敵な人が
私の事を？
そんなの、絶対に無い。
ラウールくんは
" Aちゃん まだ気づいてないから "
蓮に対して そう言ってから
私の手を引いて 歩き出した
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Laba(プロフ) - uskさん» uskさん、コメントありがとうございます（＾ν＾）どのような展開にしようか考えているところです…！ワクワクして頂けて嬉しいです。これからも頑張ります。 (2020年6月7日 1時) (
レス) id: 4fa884b653 (このIDを非表示/違反報告)
usk(プロフ) - お話おもしろいです！今のところどこに転がるか全くわからなくてワクワクします！ (2020年5月9日 9時) (レス) id: 25ebd7f44f (このIDを非表示/違反報告)
Laba(プロフ) - まなまなさん» まなまなさん、ありがとうございます（＾ν＾）とても嬉しいです。これからも頑張ります。 (2020年2月2日 23時) (レス) id: 3699b50fbb (このIDを非表示/違反報告)
まなまな(プロフ) - 楽しみに読ませてもらってます！これからも更新楽しみにしてますよね！頑張ってくださいヽ(^^)ﾉ (2019年9月26日 17時) (レス) id: d30f810239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Laba | 作成日時：2019年9月24日 23時
