ヒョンと僕 (ページ15)

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そして僕の出番__________________________.......。

ああ、緊張する。
でも今頑張らないと今まで何してたんだなんて言われたらたまったもんじゃない。

ヒョンだって、僕より年下の子達だって、このオーディションに参加してるんだから。

『ふぅ〜、ｶｼﾞｬ!』

覚悟を決めてトンネルを潜った。

『アニョハセヨ
　キム・Aです。
　よろしくお願いします。』

なんてシンプルな自己紹介。

自己紹介で印象を残す事なんて難しい。

ただ、印象を引き出す事はできる。

ここで出さなくたって良い。

ステージで、僕の全てを持ってこの場にいる全員を魅せたら良い。ただそれだけ。

ﾏｽﾀｰ「ネアニョハセヨ
　キム・Aさん？」

ﾏｽﾀｰ「おー、練習期間が長いそうですが..」

『ネ! 7年間、練習生でした。』

「お？7年だって」

「ｹｲﾀの練習期間と少ししか変わらないよ」

「すごっ」

ﾏｽﾀｰ「あ、A練習生に質問があるんですけど。
1番好きな曲が2PMのMy House という事ですが、先ほどの2人のコラボステージはどうでしたか？ㅋㅋㅋ」

『ネ! 楽しく見させていただきましたㅎㅎ』

ああ、ヒョンに最後の恋をするって決めたからかな。

とても楽しいんだ。

いつもの僕だったら絶対に緊張するのに。

ただ、この幸せな時間が長く続けば良いのに。