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赤葦のファーストキス
『あっつー…』
シャワーを浴び終えたAが濡れた髪を拭きとりながら俺の隣に腰掛ける。
ふわっと一層強く香る彼女の香り。
火照りのせいで頬がほんのりピンク色に染まっている。
ショートパンツからのぞく、思わず触れたくなるようなみずみずしい肌。
髪をかき上げたとき、うなじに残る後れ毛さえも愛おしい。
いつも常に無防備な彼女は今の格好で俺の隣に座る事に何の抵抗もないらしい。
「A」
『なに？、っん』
髪の毛を拭き終えた彼女を呼んで唇を重ねる
1度で解放してやらず、
なんども重ねて、深く噛みつくようにキスをする。
『っは、ぁ』
彼女の息が荒くなるのをお構いなしに大胆に晒された太ももをなぞると、
ぎゅっと俺のシャツを握ってくる。
後ろに倒れそうになる彼女の背中を支えると、異物のない感触に違和感。
…下着つけてないのかよ
男の俺からしたら、これは襲ってくださいと言ってるようなもんだが、
Aは当然そんなこと思っていない。
そのまま彼女をソファに押し倒すと、ぐいーっと顔をそらされた。
「…」
俺の両手に収まってしまう小さな顔をすっぽりとつかんで正面を向かせる。
『っ、赤葦』
「なに」
『……いつもキス突然』
そうつぶやく彼女は不満げだ
.
（短編） 赤葦のファーストキス ページ37
.
赤葦京治の寝起きは悪くない【赤葦京治】
8−14
悪友【赤葦京治】
スピンオフ「未来の記憶」
を思い出して読んでいただけると嬉しいです
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赤葦のファーストキス
『あっつー…』
シャワーを浴び終えたAが濡れた髪を拭きとりながら俺の隣に腰掛ける。
ふわっと一層強く香る彼女の香り。
火照りのせいで頬がほんのりピンク色に染まっている。
ショートパンツからのぞく、思わず触れたくなるようなみずみずしい肌。
髪をかき上げたとき、うなじに残る後れ毛さえも愛おしい。
いつも常に無防備な彼女は今の格好で俺の隣に座る事に何の抵抗もないらしい。
「A」
『なに？、っん』
髪の毛を拭き終えた彼女を呼んで唇を重ねる
1度で解放してやらず、
なんども重ねて、深く噛みつくようにキスをする。
『っは、ぁ』
彼女の息が荒くなるのをお構いなしに大胆に晒された太ももをなぞると、
ぎゅっと俺のシャツを握ってくる。
後ろに倒れそうになる彼女の背中を支えると、異物のない感触に違和感。
…下着つけてないのかよ
男の俺からしたら、これは襲ってくださいと言ってるようなもんだが、
Aは当然そんなこと思っていない。
そのまま彼女をソファに押し倒すと、ぐいーっと顔をそらされた。
「…」
俺の両手に収まってしまう小さな顔をすっぽりとつかんで正面を向かせる。
『っ、赤葦』
「なに」
『……いつもキス突然』
そうつぶやく彼女は不満げだ
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（短編） 赤葦のファーストキス２→←（短編） 誰にも見せたくない５
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ハク(プロフ) - 素敵な作品に出会えてよかったです…！！ 優しい言葉の選び方がとても好きです。ありがとうございました！ (2020年6月24日 23時) (
レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - みぅぅさん» そんなことを言ってくださるなんて最高に嬉しいです…ほんとは何回も消そうと思ったんですが、書き続けてよかったです。 (2020年6月11日 21時) (レス) id: c22b253f54 (このIDを非表示/違反報告)
みぅぅ(プロフ) - ほんとにこのお話大好きです。書き方もとても綺麗です。惹き込まれる書き方をしていて、とても凄いです…。これからも、応援しています。 (2020年6月11日 16時) (レス) id: 128c00d887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki | 作成日時：2020年6月10日 15時
