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「お前なんで親指にまでテーピングしてんの？」
第一練習試合が終わってドリンクを飲んでいると、木葉さんに話しかけられる。
「ちょっと前に猫にかまれました」
「お前んち猫居たっけ？」
「家の近くに猫がいて」
「ふーん。なんでもいいけどセッターなんだから指大事にしろよ」
6月
インハイ予選は再び目前まで迫っていた。
火照った体を冷やそうと1人外にでると、ふと隣の体育館脇に人影が2つ入っていくのが見えた。
視力は良い方ではないが、目で追い慣れたシルエットは見間違えようがない。
そのシルエットの前方に一回り大きな影が１つ。
男女でその場所、
告白でも行われるのだろうと思った。
他の誰かが彼女に告白を許す事は本当はしたくないが、
彼氏でもない立場上、黙って見ている事しかできない。
いずれにせよ結果はわかりきっている
高をくくって黙認していると、
大きい方の影が小さな影の腕を掴んだ。
は？
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もふもふぷりん - この作品めっちゃゃ好みです。こういうのあんま見たことなかったんですけど、はまりました。 (2021年6月14日 23時) (
レス) id: 3a2887f079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki | 作成日時：2020年6月2日 0時
